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立川六小でホタルを飼育 校内で「ホタルウオッチング」

「玉川上水の自然保護を考える会」の萩本悦久さんの講義を聞く4年生の児童たち

「玉川上水の自然保護を考える会」の萩本悦久さんの講義を聞く4年生の児童たち

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 立川市立第六小学校(立川市羽衣町2)で現在、在校児童向けのイベント「ホタルウオッチング」が開かれている。

羽化したホタルたち

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 企画したのは同校で「立川市民科」の授業を学習する4年生44人。「まちを知り、まちに愛着をもち、まちに貢献できるまちの担い手を育てる」ことを目的として、同校では2018(平成30)年より幼虫を育てて卵を産ませながら、ホタルの飼育に取り組んできた。

 昨年度まで育ててきた現5年生からホタルを受け継いだ4年生。4月には、「玉川上水の自然保護を考える会」でホタルの保護や育成に尽力する萩本悦久さんより、ホタルの一生や特徴についで学んだ。4月30日にプリンカップのような透明な容器に、幼虫を1人1匹入れて観察した後、校庭の「羽衣ホタル池」に放流。同時に校内の「なか池」でも育てて、5月23日に羽化が始まった。

 コロナ以前は、校庭で地域の人を招いてホタルの光を楽しむ「羽衣ホタル祭り」を開いた同校。コロナ禍で今年も祭りができないかと話し合うなか、児童から「コロナでも諦めたくない」「ホタルが光っているところを六小のみんなにも見せたい」「先輩から引き継いだ大事なホタルだから、保護者や地域、立川の人にも見せたい」と声が上がり、校内限定で「六小ホタルウオッチング」の開催が決まった。

 会場は理科室。動画やポスター、新聞、招待状を作って校内で宣伝し、密を避けるためクラスごとに会場を訪れた。暗幕で真っ暗にして、かごにフーッと息を吹きかけるとほのかに光を放つホタル。4年生の山崎珠(みい)さんは「歩くところがとてもかわいい。光るとすごくきれいで、自分の家でもホタルを飼ってみたいくらい大好きになった」と話す。

 ホタルの飼育と同時に、自然についても学んだ4年生。「自然とは何? 守るためにどうしたらいい?」についてみんなで考えた。「自然とは人の手を加えないもの。昔はたくさんいたホタルも、自然が減り農薬や肥料の普及による水質汚染などにより減ってしまった。ホタルたちが生きる環境を整える活動している」と萩本さん。

参加した上田有真(ゆま)さんは「昔のことや、自然の守り方などを考えることができた。初めてホタルを見て、初めは1つだった光がどんどん増えて、ホタルの顔も見られてうれしい」と笑顔を見せた。

 担当の溝越勇太教諭は「ホタルを一生懸命育てて、緊急事態宣言でホタル祭りが中止となっても諦めずに、どうすれば先輩から受け継いだホタルをみんなに見せられるか、楽しくなるかと考えた姿がすてきだと感じた」と話す。「自分たちで課題を見つけ、考え、実践することを大切にしたい」と期待を込める。

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