立川駅南口の中国食材店「友誼商店(ゆうぎしょうてん)」とフードコート「友誼食府(ゆうぎしょくふ)」(立川市柴崎町3、TEL 042-512-9735)が7月でオープンから半年を迎える。
フロア左手に中国各地の料理を提供するフードコート「友誼食府」、右手に中国食材のスーパーマーケット「友誼商店」を配置。本店は池袋にあり、フードコートは立川店が2店舗目、商店は新大久保、蒲田、大阪など都内を中心に全国に9店舗を展開する。
食材店では、中国各地のお菓子、飲料、調味料、保存食品、缶詰、冷凍食品、野菜、豚やアヒルなどの冷凍肉などを取り扱う。ビーフンなどの米粉麺だけでも10種類以上、小籠包や春巻き、花巻を多品目扱うなどの冷凍食品も充実させた。
フードコートでは、中国の郷土料理を提供する6店舗が軒を連ねる。上海名物・生煎包(焼き小籠包)と刀削麺「永祥生煎館」、粥や華北面食(中国北部の粉焼き物)「三宝粥店」、ビャンビャン麺などの西安料理「西安美食」、台湾夜市料理「台湾小吃」、四川料理「香辣妹子」、中国の朝ごはん油条(ヨウティァオ=揚げパン)と豆漿(タウジョン=豆乳)「友誼早餐」が作りたての料理を提供。中国語が飛び交う店内のテーブル席で飲食できるほか、テークアウトも利用できる。
「永祥生煎館」の女性スタッフは「小籠包は池袋では行列のできる人気商品。下はカリカリ、上はしっとり。焼きたてのショウロンポウや、切りたて・ゆでたての刀削麺など、作りたてを食べてほしい」と話す。
メニューは「焼きショウロンポウ」(4個=500円、6個=700円)、「麻辣刀削麺」(850円)、「卵入りニラパイ」(500円)、「肉入り焼きクレープ」(400円~)、「ビャンビャン麺」(880円)、「春雨入り羊肉スープ」(680円)、「台湾夜市フライドチキン」(800円)、「よだれ鶏定食」(750円)など。
会計は食材店では現金決済ができるが、フードコートでは専用ICカードによるキャッシュレス決済のみ。その日だけの共通カードか、作成した専用カードにチャージして各店で決済する。併せて、同カードは商店のポイントカードとしての機能も併せ持つ。
中国北部出身で来日15年になる店長の馬(まー)さんは「留学生や中国人ファミリーには豊富な品ぞろえが好評。日本の方には分からない食品も多いと思うが、声を掛けていただければ説明するので、ぜひお気に入りの味を見つけてほしい」と来店を呼び掛ける。
営業時間は9時~23時(イートインは政府の要請に準じる)。