東京都の創業支援施設「TOKYO創業ステーションTAMA Startup Hub Tokyo(以下、スタハTAMA)」(立川市緑町3)が9月24日、ライブ配信イベント「『TAMAのつながるストーリー』ワインバー・居酒屋 開業10年!~地域に愛され続ける飲食店の始め方をお話します~」を開く。
岩崎さんが経営する立川駅南口「ワインとクラフトビールはるばる」
登壇者は、立川市内で「ワインとクラフトビール はるばる」「和食とワイン 晴次郎」を経営する岩崎暁(さとる)さん。創業11年目を迎える岩崎さんが、事業計画や行動計画と併せて、飲食店経営に大切なこと、必要なことについて実体験を交えて話す。
同企画は、多摩地域での起業に興味がある人や準備中の人に向けて、地域の起業家がリアルな起業ストーリーを伝える連続イベント。現在は感染対策のためオンラインによるライブ配信となるが、参加者は登壇者にその場で質問したり、先輩起業家や準備中の仲間と知り合ったりすることができる。過去には、空き家活用や都市農業などに取り組む地域の起業家が登壇した。
今回は、3000人以上のメンバーが所属するフェイスブックグループ「立川食べ歩き隊」とのコラボ企画による、立川の飲食店経営者のトークセミナー。地域の飲食店のロゴを集めたTシャツ制作の企画を行うなど、飲食店とのつながりが深い同グループと、多摩地域での飲食店起業の相談を多く受けている「スタハTAMA」とのコラボが実現。当日は「スタハTAMA」企画営業の坂巻得志さんと共に、「食べ歩き隊」事務局の後田洋平さんも聞き手として加わる。
岩崎さんは、大学卒業後、立川市内の飲食店での経験を経て独立。現在は飲食店経営者の勉強会にも参加し、経営について考えたり挑戦したりする機会が増えたという。地域に愛される飲食店の始め方について、当時の開業スケジュール表やアクションリストなど、開業までに必要な準備について、当時の失敗談も振り返りながら詳しく話す。併せて、後半は希望する参加者が残り座談会を開き岩崎さんに直接相談できる機会も用意する。
「自分自身が近所にあったらいいなと思う店を目指してやってきた」という岩崎さん。「これからもそんな店が増え、立川がどんどんイカした街になればうれしい。自分の経験が、街づくりや同じような志を持つ人たちの役に立てれば」と参加を呼び掛ける。
開催時間は14時~15時30分。定員100人。参加無料。当日9時までに要申し込み。