東大和駅近くに、うどん専門店「うさぎ屋udon」(東大和市南街5)がオープンして1カ月がたった。
8月末に東大和市創業チャレンジ施設「チェレステ・ガーデン」(南街2)を卒業し、実店舗での開業となった同店。同駅徒歩3分の場所に移転し、新たにオープンした。
店主の小川真智子さんは、東京都中小企業振興公社の「令和2年度若手・女性リーダー応援プログラム助成事業」にも採択され、「障がい者雇用を目指したうどん店」を開業した。
店内は、イメージカラーでもあるオレンジ色と紺色と白色を使った内装にこだわり、座席の配置はソーシャルディスタンスを考慮して十分な距離を保ち、相席には飛まつ防止のアクリル板を設けるなどコロナ対策も講じた。併せて、デジタルサイネージでの注文・会計システムでスタッフと来店客の接触機会を最小限に抑える。
席数は20席程度で、カウンター席とテーブル席を用意し、おひとりさまでの利用でも大人数の利用にも対応。電話での席の予約、テークアウトも行う。11月からはランチに加え夜の時間帯もオープンし、生ビールも提供。12月にはコロナの感染状況次第で、宴会コースメニューも対応していく予定。
国産小麦100%の自家製麺と、かつお節・宗田節・サバ節・うるめ節、日高昆布、瀬戸内海産煮干し、干しシイタケなどを使っただしを使ったうどんメニューは8種類。定番の「肉汁うどん」(935円)は、豚バラ、揚げナス、焼きネギが入った具だくさんのうどんで、野菜増し(990円)、肉増し(1,045円)、全増し(1,100円)など具の量が選べる。
ほかに、「カレーうどん」「つけカレーうどん」「ベーコンときのこのクリームうどん」(以上990円)、「イタリアンうどん」(1,045円)、「肉汁・ごま豆乳 二種のうどん」(1,155円)、「ごまだれうどん」(770円)を提供。季節によって変わる限定メニューは、現在は冬の「酸辣湯(スーラータン)うどん(1,045円)」を用意する。バターしょうゆのタレが絡んだローストポークと半熟卵をのせた「ローストポーク丼」(528円)」も人気だという。
小川さんは「新店舗はキッチンから客席が見えるような設計にし、お客さまの顔が見られるようになったので、お客さまを近くに感じられるのがうれしい。駅近くに移転し、新規のお客さまも増えたが、既存のお客さまも探して来きてくれて大変ありがたい。今までは並み盛りと大盛りで金額を変えていたが、5玉まで金額が同じでお好みの量を選んでもらえるようにしたので、ぜひたくさん召し上がっていただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は、ランチ=11時~15時30分、ディナー=17時~20時。