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グリーンスプリングスに日本発のアウトドアブランド「ムラコ」旗艦店

muraco(ムラコ)オリジナルのたき火台を持つ村上卓也社長

muraco(ムラコ)オリジナルのたき火台を持つ村上卓也社長

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 立川のグリーンスプリングス(立川市緑町3)に2月18日、日本発のアウトドアブランド「muraco(ムラコ)」の旗艦店がオープンする。

muraco(ムラコ)のブラックテント「NORM(ノーム)2P BLACK」

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 アウトドア用品には珍しいモノトーンカラーとシンプルなデザインの同ブランド。金属加工工場であるシンワ(埼玉県狭山市)が母体で、自社工場の金属切削技術をベースにしながらも、さまざまな分野の「プロフェッショナル」と協業し、アウトドア用品を開発している。

 社長の村上卓也さんは、インテリア会社や広告代理店勤務の経験後、父の跡を継ぐため同社に入社し、2代目として同社を継ぎ、数年後、新規事業として同ブランドを立ち上げた。「既成概念にとらわれない自由な発想と、金属加工業のクラフトマンシップあふれる技術」(同社)で、自ら製品の企画・デザインから設計、マーケティングまでを手掛けている。

 同店は、「道具と人と自然」をつなげる場と位置付け、「ムラコのモノづくりを伝える」旗艦店としてオープン。同ブランドの商品をフルラインアップでそろえる。併せて、アウトドアメーカーで作られたものに限らず、アウトドアでも使えるデザインの優れた日用品や、みんなで楽しめるゲーム、自然を観察するための道具、工場で実際に使われている備品など、同ブランド独自の目線でセレクトした商品を扱う。立川店限定製品として、オリジナルカラーのたき火台、ペグハンマー、チェア、KINTOとコラボしたタンブラーなども扱う。

 店内は工場で使っている備品を什器として使ったり、むき出しの石こうボードを使ったりするなどして、同ブランドの工場をイメージ。入り口近くにはギャラリースペースを設け、ものづくりの背景や、 新ブランド、クリエーターの作品などを紹介していく。「工場と美術館が混在しているような新しい空間を感じてほしい」とも。

 初回のギャラリースペースは、「The Factory of muraco」をテーマに、自己紹介も兼ねて同ブランドのものづくりについてのこだわりや歴史を紹介するほか、製造事業部の工場とそこで作られる同ブランドのたき火台を展示し、そのストーリーとプロダクトを伝える空間に仕上げた。

 村上さんは「都心の百貨店からも出店の誘いがあったが、立川のグリーンスプリングスの自然と都市が交差する、この素晴らしい環境に一目ぼれし都内初出店を立川のこの場所に決めた。店内は広く、全商品を取りそろえることができ、当ブランドの世界観も表現することができた。現在は男性客が多いが、ファミリーやたくさんの人に訪れていただきたい」と呼び掛ける。

 営業時間は11時~19時。

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