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多摩動物公園でマレーバク誕生 ウリボウ柄の赤ちゃん「リン」公開へ

ウリボウ柄の赤ちゃんのリン(左)と母親のユメ(右)

ウリボウ柄の赤ちゃんのリン(左)と母親のユメ(右)

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 多摩動物公園(日野市程久保7)で5月9日、マレーバクの雌の赤ちゃんが誕生した。

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 母親は「ユメ」、父親は「ケン」。子どもの名前は飼育担当と園の職員で考え、父親の「ケン」と父方の祖母の「リザ」からそれぞれ1文字取って、「リン」と名付けられた。同園でのマレーバクの飼育状況はリンを入れて5頭となる。

 2021年4月に繁殖のためにユメとケンを同居させ交尾したことを確認し、妊娠の兆候を確認していた。1年2カ月後の5月9日、朝方に職員が来た時には生まれていたという。同園教育普及係の香坂美和さんは「マレーバクは安産な傾向にある動物で、母親のユメも4度目の出産だったため落ち着いて子育てしている」と話す。

 マレーバクは、東南アジアの水辺のある森林から草地の湿地帯に単独で生息。水辺を歩き回り、木の葉や草などを食べ、トラなどの天敵に見つからないようにひっそりと暮らしていて、主に夜に活動する。生まれた子どもには「ウリボウ」と呼ばれる白い点々模様があり、生後半年までには大人と同じ模様になる。

 香坂さんは「無事に生まれてきてくれて安心した。このまま元気にすくすく育ってほしい。ウリボウ柄は半年間しか見られないので、公開されたら見に来てもらえれば」と呼びかける。

 5月下旬ごろからアジア園マレーバク舎室内展示室で、親子の健康状態を見ながら公開予定。

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