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国立でうちわ市 田島征三さんら作家20人の手描きうちわ80本を展示

昨年のうちわ市の様子

昨年のうちわ市の様子

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 「国立うちわ市」が6月16日から、国立のギャラリービブリオ(国立市中1、TEL 042-511-4368)で開かれる。

昨年の作品(左が降矢奈々さん、右が田島征三さんの作品)

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 国立市にゆかりのある作家の手描きうちわを展示する同展は今回で9回目。同ギャラリー代表の十松弘樹さんは「初回は開業から日が浅い時期でノウハウも人脈も乏しい中手探りで始めたが、作家の皆さんやお客さんに支えられてビブリオの看板イベントの一つになり、国立の初夏の風物詩と言ってもらえるようになった」と振り返る。

 来場者からは「国立ゆかりの美術家がこんなにいるとは知らなかった。驚くとともに住民として誇りに思う」「ガラス越しでなく直接見られるのがうれしい」「素材が同じだけに作家の個性がもろに出て面白い」などの感想が寄せられてきたという。

 今回は作家20人の約80本を展示する。田島征三さん、西村繁男さん、降矢奈々さん、はたこうしろうさんら絵本作家をはじめ、銭湯絵師の丸山清人さんのほか漫画家やコメディエンヌも作品を寄せる。イラストレーターの五味健悟さんは初出展。作品は一律4,500円で販売する。

 今回の見どころについて、十松さんは「五味さんは雑誌や書籍などで活躍し、国立の企業や商店の商品パッケージやロゴのデザインも手がけるなど地元ではすっかりおなじみのアーティスト。五味さんがどんな風を吹かせるか楽しみにしてほしい」と話す。

 初の試みとして、28日19時から予約制のクロージングイベントも開催する。出展作家の一人で国立在住のフォークシンガー・中川五郎さんが納涼ライブを行い、ゲストとしてシンガーソングライターのYO-EN(ヨーエン)さんが参加する。料金は2,500円。

 十松さんは「各作家が競い合って工夫をするので毎年、展示の様子は大きく変わる。今年ならではのうちわ市と国立の夏をお楽しみいただければ」と来場を呼びかける。

 開催時間は11時~19時(28日は~18時)。水曜休催。入場無料。28日まで。初日の16日のみ予約定員制。

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