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立川で全国消防救助技術大会 東京での開催は10年ぶり

パンフレット表紙

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 タチヒビーチ隣の特設会場(立川市泉町)と、東京消防庁第八消防方面訓練場水難訓練施設屋内プール(泉町)で8月26日、第50回全国消防救助技術大会が開催される。

大会当日のプログラム

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 同大会は、全国9支部で行われた地区指導会で成績上位の隊員が集まり、日頃鍛え抜いた消防救助技術を競い合う大会。隊員は、陸上の部と水上の部に分かれて、それぞれの訓練成果を各部8種目披露する。

 訓練種目は、隊員一人一人が基本的な技能を磨く「基礎訓練」と、隊員個人の技能とともに隊員間の連携を磨く「連携訓練」、さらに、使用器材や訓練内容を定めず出場隊員の創意工夫のもと訓練想定から救助方法までを披露する「技術訓練」で構成する。

 陸上の部は、水平に張られた20メートルのロープを腕の力で対岸へ渡り戻ってくる「ロープブリッジ渡過(とか)」、地下やマンホールなどの災害を想定して、低所に取り残された要救助者を、4人で協力して高所の安全な場所へ救出する「引揚救助」などがある。

 水上の部は、マスク、シュノーケル、フィンを着装し、シュノーケリングで障害物を突破しながら水中に沈められたリングを検索して引き揚げる、水中の行方不明者の捜索を想定した「複合検索」など。1人が20メートル先の要救助者の位置までロープの付いた救命用の浮き輪「浮環(ふかん)」を運びつかまらせ、もう1人がロープをたぐり寄せて救助する「溺者救助」なども行う。

 併せて、ドーム立川立飛(泉町)では、子ども向けに町のパトロール、消火活動、地震からの避難動作などを楽しく遊びながら覚えてもらうプログラム「めざせ!キッズレスキュー」(参加無料、要事前予約)、アリーナ立川立飛(泉町)やドーム立川立飛(泉町)隣の特設会場では、消防、防災、救助に関わる製品、技術、サービスの最新情報を展示する「レスキューエキスポ in 立川」も開催。最新の防災関連情報を提供することで、新たな防災需要を呼び起こすとともに、市民の防火防災意識の向上を図る。

 東京消防庁総務部総務課の会田悟さんは「コロナ禍を経て3年ぶりの開催。大会を目指して日々訓練に励んでいる隊員が、精いっぱい力を出せるような大会にしたい。たくさんの人に消防救助の世界を知って、興味を持ってほしい。訓練に励んできた隊員を見にぜひ会場に足を運んでもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は9時~16時30分予定。観覧無料。

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