2022年の立川経済新聞の年間PV(ページビュー)1位に輝いた記事は、「立川に食パン専門店『ワンハンドレッドベーカリー』 フルーツサンドやスイーツも」だった。
ランキングは、今年1月1日から12月15日に配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 立川に食パン専門店「ワンハンドレッドベーカリー」 フルーツサンドやスイーツも(1/31)
2. 武蔵村山の「ひまわりガーデン」のヒマワリ 今季で見納め(8/7)
3. 昭和記念公園で「東京蚤の市」 200店超出店、ワークショップ・ステージも(5/23)
4. 昭和記念公園で「秋の夜散歩」 鏡のリフレクションや和傘や風鈴の演出も(10/31)
5. 立川のエミリーフローゲがリニューアル ライブキッチンで出来たてを提供(4/27)
6. 立川で旧陸軍機「一式双発高等練習機」、最後の一般公開へ(10/20)
7. ららぽーと立川立飛に「モフ アニマルカフェ」 30種超の小動物と触れ合い(6/22)
8. 立川にネコ専門の書店 ネコの雑貨やジュース・ビール販売も(8/12)
9. 立川・グリーンスプリングスでバルイベント 13店の限定メニュー食べ歩き(5/11)
10. JR昭島駅北口すぐの場所にモリパークカフェ 「昭島・西多摩の情報発信の拠点に」(4/18)
1位は、ブームが落ち着きを見せ始めた高級食パン専門店の一つで「ワンハンドレッドベーカリー」のオープンを伝える記事だった。高級食パン専門店は、数年前から広域立川圏にも続々と新店がオープンしていたが、今年にかけて閉店する店が増えつつある中、同記事が注目を浴びた。高級食パン専門店の中でも食感が特徴的な同店。店名「ワンハンドレッドベーカリー」は、小麦粉100に対する水の割合を100にすることで「やわらかい食感」を作り出す手法からネーミングされた。独特の食感を求めて、オープン当初は連日長蛇の列で入手困難となっていた。併せて、プリンやバスクチーズケーキなどのスイーツも人気だという。
2位は、武蔵村山の「ひまわりガーデン」が今年で閉鎖するのを伝える記事がランクイン。同園は2011(平成23)年、都営村山団地建て替え事業のため空地となっていた区域への不法投棄や、土ぼこり、虫発生などの問題を解消するために造られ11年間営業してきたが、来年3月までに東京都に用地を返還することとなった。今夏が、住民に惜しまれながらの見納めとなった。
3位と4位は、昭和記念公園でのイベントを伝える記事がアクセスを集めた。コロナ禍で中止が続いていた「東京蚤(のみ)の市」は春と秋の2回にわたり開催。同イベントへ来場するため全国から立川を訪れる人が見られた。紅葉の時期の夜のライトアップイベント「秋の夜散歩」は、「鏡のリフレクション」などがSNSで拡散され、若い世代の来場者が多かったという。
5位は、創業40年以上の老舗洋菓子店「エミリーフローゲ」が4月末にパティシエのライブキッチンが見られる店内に改装し、リニューアルオープンした記事。2月で一時閉店となり住民から心配の声が上がったていた。6位は、沈んでいた十和田湖から引き揚げられた戦時中に立川飛行機が製造した旧陸軍の練習機の機体の一般公開を伝える記事。絶え間なく新店オープンなどが続きにぎわいを見せる広域立川圏だが、どちらも長年の立川の歴史を感じさせる記事だった。
2023年も日々変化を遂げる広域立川圏の動向に注目していきたい。