「グランデュオ立川」3階のイベントスペース「SHIRO TAMA!(しろたま)」で12月21日、「多摩ART MARKET in TACHIKAWA」が始まる。
主に多摩地域で活躍しているアーティストによるアート作品の展示・販売・ワークショップを展開する同イベント。SDGsとアートの組み合わせの特設ワークショップもあり、環境問題への発信も促す。立川SDGsつなGO!委員会、平田プロモーション、立川ホーカーズコミュニティの地域活動を行う団体が集まって主催。ジャンクアートアーティストの田中梅夫さんが会場の装飾などを監修する。
立川SDGsつなGO!委員会の平田さんは「『アート作品を買いたいけど、どこに売っているか分からない』という声が多い多摩エリア。地元アーティストと地域の接点を作り、鑑賞・体験・購入ができる参加型イベントを企画した」と話す。
出展作家は6人で、約200点の作品を展示販売する。田中さんは約50点を展示。映画「ヤッターマン」や「オーバードライブ」など映画の美術として作品が起用されるなど海外からも注目を集め、ジャンク(廃棄物、ガラクタ)を使ったアート作品は、SDGs問題にも深く関わりのあるアーティストとしてテレビなどでも頻繁に取り上げられている。
そのほか、多摩エリアで子ども向けのワークショップやオーダー作品を手がける「おたけ工房」、ポートレートをアート風に仕上げるフォトグラファーの川田航平さん、丸形のキャンパスに描かれた宇宙の作品が注目を集めるNoah(ノア)さんのほか、多摩美術大学や女子美術大学など多摩地域の美術大学の学生たちの作品も展開。
川田さんの「明日死ぬかもしれないから撮る写真」ワークショップでは、写真撮影をしたものをアートに仕上げてもらえる(24日・25日のみ)。田中さんは、家庭に眠っているカメラやパソコン、機械などを持ち込むとジャンクアートに仕上げてもらえる(後日受け渡し)。
平田さんは「自宅にある使わなくなった物を実用性のあるアート作品にできるワークショップなど、参加者も気軽にアートが体験できる。ポストカードなど数百円で購入できるものから高額なアート作品まで展示販売しているので、ぜひ実物を見にきてもらえれば」と呼びかける。
開催時間は10時~20時。12月27日まで。