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立川の壽屋が小学校でプラモ教室 創立70周年で社会貢献

立川市立第三小学校(錦町3)で社行われた出張プラモデル教室の様子

立川市立第三小学校(錦町3)で社行われた出張プラモデル教室の様子

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 立川に本社を置くホビーメーカー「壽屋(ことぶきや)」(立川市緑町4)が12月21日、立川市立第三小学校(錦町3)で社員講師による出張プラモデル教室の特別授業を行った。

ニッパーでパーツを切り離す児童

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 同授業は、希望する立川市内の小学校に11月末から順次提供。来年1月に創立70周年を迎える同社による社会貢献事業の一環で、ミッションには、創業の地「立川」とのつながりを大切にしながら、多様な人材の活躍と事業や製品を通じたスポーツ・文化・子どもたちへの支援などを掲げている。

 当日は、児童が授業2時限分に当たる1時間30分程度(2限分)を使い、「ニッパーの使い方」などの動画も見ながら、同社オリジナルプラモデル「エヴォロイド」を社員の講師と共に組み立てた。途中、休憩時間のチャイムが鳴っても席を離れることなく、無我夢中で組み立て続けていた。

 プラモデルを組み立てた児童は「普段の授業より楽しいので、またやってほしい」「初めてプラモデルを組み立てたが、こんなに楽しいと思わなかった。あっという間に時間が過ぎていた」「説明書を見ながら作るのは難しかったが、どんどん形になっていくのがすごく楽しかった」と話していた。

 同社副社長の清水浩代さんは「70年を振り返ると、玩具店から始まりメーカーとしてモデルキットを量産するようになり上場も果たした。お客さまからの要望や、『こんなことできたらいいよね』という社内の声を形にしてきた結果、いろいろなことをやってきた。この授業もその一つだが、当社が小学校に授業を提供することになるとは思ってもみなかった」と話す。

 清水さんは「このプロジェクトに参加したたくさんの子どもたちはプラモデルを組み立てた経験があることになり、ニッパーの使い方も知っていることになる。これはすごいこと。社員にとっては、初めてプラモデルを組み立てる子どもたちを間近で見ることができるので企画開発の参考になるし、とてもやりがいがある授業。これからも地域のためにどんどん授業を提供していきたい」と意気込む。

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