富士見通り「にゃんがいい」アートプロジェクトが12月22日、完成した。

開催式であいさつをする尾崎保夫市長

　同プロジェクトは東大和市による商店街活性化事業の一環で、富士見通り商栄会の活性化が目的。武蔵野美術大学生が8月下旬から猫をテーマにしたアート作品の製作を開始し、12月には全ての作品を商店街に飾り付け完成した。

　アートを設置した商店街の16店では、実物を見て楽しむことができるアート展を展開。アートを制作した学生が作品について解説するアート見学ツアーも行った。

　同商店街の米山良太会長は「完成するまではイメージが湧かなかったが、富士見通りが本当に『猫の通り』になって驚いている。大学生のアイデアに感動しただけでなく、アートの力のすごさを感じた。商店街のみならず東大和市全体が明るい街になるようこれからも尽力したい。富士見通りに来た際は、ぜひお気に入りの猫を見つけてかわいがってもらえれば」と呼びかける。

　富士見湯健康セントーにだまし絵を制作した田中里奈さん、安川由華さん、山本莉世さんは「店主の要望で制作した。慣れないアクリル絵の具での制作や夜遅くまで作業する日もあり大変だったが、作業する度に作品が良くなっていくのを見てモチベーションが上がった。商店街の皆さんが応援しに来てくれたこともすごくうれしかった。貴重な経験ができて関係者の皆さんには大変感謝している」と話す。

　完成を記念して22日には、完成披露イベントを南街公民館（東大和市南街5）で開催。開催式は尾崎保夫東大和市長のあいさつで始まり、商店街会長と学生代表がエピソードなどを話した。現在、全作品の写真と作成の工程などを書いたパネルを展示している。

　商店街16店で作品を観賞できる時間は設置店の営業時間に準じる。南街公民館のアート写真展示時間は9時～20時。

　1月20日まで。