「麺や・Fuji~ラーメンと日本酒のお店~」(立川市高松町2)が3月5日で移転4周年を迎えた。
4周年記念で、食事をすると次回使えるクーポン付きチラシを配布する
同店は、自家製ラーメンと地酒、つまみを提供する飲食店。豚骨と鶏ガラを白濁するまで18時間かけて炊いたスープに、カツオ節の香る塩だれを合わせた「白ふじらーめん」をベースに、数種類の唐辛子を使った自家製ラー油を利かせた「赤ふじらーめん」、名古屋発祥の「玉子とじ塩らーめん」など常時8種類のオリジナルラーメンを提供。併せて、店主・石川久美子さんが選んだ8~10種類の地酒とつまみをそろえる。
店を切り盛りする石川さんと長男の達也さん。同店は14年前、初代店主の平山さんが父親の割烹(かっぽう)料理店跡(栄町)にオープン。4年前に建物老朽化のため現在地に移転するも平山さんが病気で亡くなり、オープン当初から友人でパート従業員として共に店を支えてきた石川さんが2代目店主として3年前に店を引き継いだ。前身の店が「フジロックフェスティバル」に初回から出店していたことから、店名を「麺や・Fuji」と名付けたという。
平山さんは生前「自分に何かがあったときのために」と当時大学生だった達也さんにラーメンのレシピを伝授。達也さんは「兄貴のような存在だった平山さんが、お客さんと楽しんでいる様子を見ていいなと思っていた。厨房で母と一緒にやっていこうと決意した」と振り返る。「小さい頃から夕飯はここのラーメンというくらい食べて来た大好きな味。アバウトなレシピの分量も再現することができた」とも。
メニューは、「白ふじラーメン」(780円)、「赤ふじラーメン」(850円)、赤ふじ汁なし(800円)、「玉子とじ塩らーめん」(740円)、「玉子とじスーラ―風」(790円)、「鶏と大場の和風餃子」(400円)、「味玉チーズキャビア」(400円)、「日本酒」(半合=430円~)、「ホッピーセット」(480円)など。
現在は、先代の味を守りながら、「トマトラーメン」「豆乳カルボナーラ」などのオリジナル麺も期間限定で提供、地酒に合わせてつまみメニューも充実させる。店内ではカウンターでひとり酒を楽しむ客の傍ら、テーブル席で家族連れがラーメンを食べる光景も見られる。
「家族で食事をしながらお酒も楽しんだり、食事だけの人も、お酒が好きな人も楽しめる店として、第二のリビングのようにくつろいでいただけたら」と来店を呼びかける。