大輪の花火を上げる「希望の花火プロジェクト」が4月1日夜、立川市中心部近郊で開かれる。主催はNPO法人「立川教育振興会」。
同法人が主催する立川科学のひろば活動の様子(化石採取している様子)
同NPOは1983(昭和58)年の設立から今年で40周年。立川の教育の活性化や文化の進展を目指し、地域の教育への参画が必要不可欠との考えの下、市内の児童・生徒の健全育成と文化あふれるまちづくりに貢献したいとの思いから誕生。近年では「立川科学のひろば」「宇宙エレベータロボット講座」「立川歴史散歩」などの活動を行っている。
理事の丸山恵さんは「コロナ禍で、この3年間子どもたちは今までにない学校生活をしてきた。行事が中止になることもあれば、思い描いていたことができなかったこともあったと思う。我慢することも当たり前、行事が中止になることも当たり前な3年間。『諦めることを当たり前にしたくない』『希望を持てるような企画で子どもたちを元気づけられないだろうか』という思いで今回のプロジェクトを立ち上げた」と経緯を話す。
丸山さんは「3年前、小学校卒業目前に突然休校を余儀なくされた子どもたちの中には、また今年、中学校卒業を迎えた子どももいる。これから新しい学年に進級する皆さん、そしてこの春卒業して新しい門出を迎えた皆さんが、上を向いて大輪の花火を楽しんでもらえるとうれしい。当日、会場へは原則関係者以外立ち入りができず、会場周辺に人が集まらないようにするため、場所は非公開とするが、協力いただければ」と呼びかける。
打ち上げ時間は18時30分~19時(予定)。荒天時は4月2日に延期。両日雨天の場合は中止。当日は、立川中心部で夜空に花火を上げるため、同市内から打ち上げ時間に空を見上げれば大輪の花火を市内各所から見ることができるという。