6月に放送されるジェイコム東京の番組「ジモトに乾杯!居酒屋秀ちゃん」が、立川市と調布市にスポットを当てる。
同番組は街を愛する地元の人々が集う居酒屋を舞台に、大将に扮(ふん)した番組MCの中山秀征さんとアシスタントの西村まどかさんが、訪れた人々の魅力や地元への愛を引き出す地域密着トークドキュメンタリー。
毎回、2つの異なる地域から各1組のゲストを迎える同番組。今回は、立川市から「立川アスレティックFC」選手権代表の皆本晃さん、飲食店「アダムスオーサムパイ」(立川市緑町4)店主の根津祐太郎さん、調布市から「猿田彦珈琲」(渋谷区)社長の大塚朝之さん、コーヒー豆店「南蛮屋 樹 下高井戸店」店長の小川芳樹さんが出演する。
皆本さんが選手兼代表を務める「立川アスレ」は、昨シーズンから本拠地を府中から立川に移転して活動するFリーグ所属のフットサルクラブ。対して、根津さんは飲食店を経営する傍ら、老舗青果店の3代目を務める生粋の立川っ子。立川に来て間もない皆本さんにとって、根津さんはよき友人であり相談相手だという。番組では、皆本さんがフットサルや、トップリーグでは唯一という「選手兼代表」の活動を、根津さんが子ども時代から過ごす立川の街の変化について話しながら、看板メニューのアップルパイを中山さんとまどかさんに振る舞った。
番組収録を終えた中山さんは「国立にワタナベプロのタレント寮があり、30年以上前に住んでいたことがある。先日、番組のスポンサーでもある立飛HDの村山正道社長の招待でソラノホテルをに訪れ、立川の近代的な変化に驚いた」と話す。「皆本さんは、選手兼監督は聞いたことがあるが選手兼経営者は初めて。ビジネスを考えながらフットサルやチームをどう盛り上げていくか、選手目線の経営ができるのは強み。根津さんのアップルパイもおいしかったし、癒やされる味のある街になるだろうと思った」とも。
共演した、大塚さんが社長を務める「猿田彦珈琲」は恵比寿の本店を皮切りに全国に19店舗を展開し、立川高島屋S.C.(曙町)にも出店する。「立川は西東京の新宿みたいな街。昭和記念公園で、社員全員でバーベキューをしたこともあり、スタッフにとっても思い出がある。落ち着いた店内内観だが、気さくなスタッフがそろ揃っているので、ぜひ気楽にコーヒーを飲みに来ていただければ」と話す。
収録を終えて「フットサルや立川の街について知ってもらう機会になったかな」と充実した表情を見せる皆本さん。子育てについて話したり、根津さんがアスレの試合に出店したりと、公私を共にする2人。根津さんは「子どもの頃はギャンブルの街というイメージがあった立川にプロスポーツチームがあるのはうれしいし、不思議な感覚もある。一緒に立川を盛り上げていけたら」と期待を込める。
放送は、前編=6月5日~11日、後編=6月12~18日。