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昭島「新幹線図書館」の新幹線0系車両 修繕工事に向け寄付募る

閉館後劣化した現在の車両の様子

閉館後劣化した現在の車両の様子

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 昭島市が現在、つつじが丘公園(昭島市つつじが丘3)にある、閉館した「新幹線図書館」に使われていた新幹線0系車両改修のために寄付を募っている。

図書館として利用されていた当時の様子

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 同車両は1973(昭和48)年に製造された新幹線0系車両で、「ひかり」「こだま」として1999(平成3)年まで走り続けた後、翌年、同市の市民図書館分室として開館。2020年に近くの市民図書館が開館したことにより閉館したが、「新幹線電車図書館」の愛称で28年間、地域住民に親しまれてきた。今後の車両の利活用について検討中だが、寄付金を募り修繕工事を行うことで、新たな交流の憩いの場として世代を超えて親しまれるランドマークとなることを目指している。

 閉館後の現在、同車両の塗装の劣化が進んでいることから、寄付金を使って車両の塗装修繕と直射日光や雨から保護するための屋根の架設を行う予定。目標金額は1,500万円。10月20日現在で80万円ほど集まっている。

 企画部企画政策課長の村山純さんは「市や市議会、そして市民の皆さまが一丸となり実現した新幹線図書館の歴史的背景も踏まえ、市のシンボルとして未来に引き継がれていくべきものと考え、施設を良好な状況に保つことを最優先とし改修事業を実施する。車両の内部利用については引き続き検討していくが、皆さまにとって愛着のある貴重な財産を未来に引き継いでいくため、一人でも多くの方に協力をお願いしたい」と呼びかける。

 寄付金は、ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」やクラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー」、金融機関、郵便局で受け付ける。2024年3月XX日まで。

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