「令和5年度納税表彰式」が11月16日、ホテル日航東京立川(立川市錦町1)で行われた。
立川税務署が国税の申告納税制度、租税教育の推進や広報活動を通じて税務業務の運営に寄与した人・団体を表彰する同式典。税に対する作文と標語では、立川税務署長を受賞した中学生4人を表彰した。
租税教育の充実を目的に、税に関する作品の募集事業を行った同署。中学生の「税についての作文」を多摩納税貯蓄組合連合会と国税庁の共催で、立川間税会の主催で「税の標語」を募り、立川税務署管内では「税についての作文」は、中学校34校から3645編、「税の標語」は同33校から1万151点の応募があった。
受賞したのは、中学生の「税についての作文」=昭島市立拝島中3年の根本美優さん(生きている税金)他、「税の標語」=昭島市立福島中1年の斎藤達海さん(消費税 暮らしを築く 身近な税金 みんなで作ろう より良い社会)と国分寺市立第二中1年の島田真緒さん(私の払った消費税 めぐりめぐって 私のもとへ)。
根本さんは「コロナウイルスのワクチンや治療、自分の病気の経験から医療保険制度について書いた。税について公民の授業で学んだが、中学生は触れる機会が少ないので難しかった」と話し、将来の夢を聞かれると、「気象予報士になりたい」と笑顔を見せた。
来賓あいさつをした山崎泰大武蔵村山市長は「少子高齢化が進む中、子どもたちが納税に感心を持つことは大切。これから地域や国を支える子どもたちには頑張ってほしい」とエールを送った。
受賞作品は立川税務署のロビーで掲示する。