JFA 第29回全日本フットサル選手権大会が3月3日に終了し、「立川アスレティックFC」が準優勝に輝いた。
同大会は、日本サッカー協会が行うフットサルの全国大会で、「Fリーグディビジョン1」12チームと地域代表の20チーム、計32チームが2月24日からトーナメント方式で対戦。アスレは順調に勝ち進んだが、決勝で名古屋オーシャンズと対戦し6-2で敗れた。名古屋オーシャンズの優勝は4年ぶり7度目。
選手兼代表の皆本晃さんは「リーグ戦であるFリーグとは違い、選手権はトーナメント方式の一発勝負。負けたら終わりなので、どの試合も真剣勝負で臨んだ。アスレにかかわらず、シーズン最後の試合。移籍や引退もあり、このメンバーで戦える最後の試合として、全チームが全力で戦っていた」と振り返る。
今シーズンで、チームの指揮を3年間務めてきた比嘉リカルド監督が退任する。比嘉監督は、2023年に立川・府中アスレティックFCの監督に就任。就任初年度から全日本選手権を優勝に導き、Fリーグでは昨シーズン2位、今シーズン3位となり、2年連続でトップ3入りを果たした。
「比嘉監督は、クラブの本拠地が府中から立川に移転した一番難しい時期に、クラブを愛し尽力してくれた」と皆本さん。「あのキャラクターや厳しさがチームのいい刺激になって飛躍できた。20年以上の歴史の中で一番いい成績を収めることができ、感謝している」とも。
皆本さんは「監督も変わるし、退団する選手もいて不安になるファンもいるかもしれないが、人が変わり、新しい選手が出て活躍を見せ、チームの新しい時代を作ることをこれまでも繰り返してきた。立川に来て3年、スタジアムの青い応援の輪が広がっていることを実感している。来年も、プレーはもちろん、楽しいことをいっぱいするので、応援に来ていただければ」と呼びかける。