
立川市と昭島市が10月4日、「立川昭島若者会議」オープン講座を行う。11月からは全3回の日程で連続講座を開く。
立川市企画政策課課長の五箇野豊さんは「今後の若年世代の減少を見据えつつ、持続可能なまちづくりのためには、単独の自治体で取り組むのではなく経済圏・生活圏が同じ自治体同士で連携し、圏域全体として魅力ある地域づくりが大切と考え、昭島市と合同で開催することとなった」と話す。
立川市は新婚・若年世帯の新生活応援として、家賃や引越費用など結婚に伴う費用の一部を補助する制度や、市営住宅の募集に「若年夫婦」区分を新設し定住促進施策を展開する。昭島市も青少年健全育成事業として青少年フェスティバルなどを行うなど、両市若者世代への独自施策を行っているが、より若者の意見を施策に取り込むことを目的とする。
オープン講座は、「シーズプレイス」社長の森林育代さんを講師に招く。NPO法人から会社を立ち上げ、これまで新しい働き方やつながりを生みだしてきた森林さんが当日、地域で活動する先輩として、参加者とまちのつながりについて考える。
全3回の連続講座ではスマホのツールを活用したり、会議や対話の内容をイラストや図を使ってその場で視覚的に記録するグラフィックレコーディングを行ったり、さまざまな方法で意見の見える化を行う。若者が参加しやすく、参加者同士で理解が深まるよう工夫を施す。
五箇野さんは「来年度開かれる若者会議の在り方自体を話し合うところが特徴で、『こんな若者会議があったら参加したい』という意見を聞かせてほしい。新たな出会いや発見の場にもなるので参加してもらえたら」と呼びかける。
参加対象者は高校生を除く18歳から39歳で、立川市昭島市に在住、在勤、在学者。開催時間はオープン講座が午前10時~午後1時、連続講座が午後1時~午後4時。参加費無料。参加申し込みは立川市・昭島市のホームページで受け付ける。