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小平で留学生のための商店街ツアー、日本の食べ物試食企画など

商店街を歩いて試食を楽しむ留学生たち

商店街を歩いて試食を楽しむ留学生たち

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 11月9日、西武鉄道「一橋学園」駅周辺で、一橋大学小平国際キャンパス内にある「小平国際学生宿舎(ISDAK)」(小平市学園西町1)で生活する留学生のための商店街ツアーが開催された。

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 主催したのは、「市国際交流協会(KIFA)」(学園西町2)、市内の8つの商店会と商工会、ISDAKから成る地域交流実行委員会。昨年発足し、年に2回、同ツアーを開催している。KIFA事務局長の菊地さんは「ISDAKには帰国後それぞれの国で活躍する留学生が暮らし、地元でも歓迎したいと思っていた。宿舎側からも『生活に必要な場所を案内してもらえるとありがたい』という話があり、商店会の協力を得て実現した」と経緯を語る。

 当日は、6つのグループに分かれ、KIFAのボランティアが学園一番街商店街と学園坂商店街を案内した。参加したのは、韓国、中国、スウェーデン、ブラジルなど10カ国の約50人。3回目となる今回は「食べ歩き」をテーマに、7つの対象店舗ですしや総菜など日本の食べ物を試食する企画を用意した。団子を提供した「天名家(あまなや)」(学園東町1)は日本茶も用意し、参加者は日本のおもてなしの心に触れて喜んでいた。ツアーの後は、小林市長を迎えて歓迎会を開催。留学生代表として来日3年目のイラン人学生ガラハニ・ファテメさんが「普段、コンビニを利用することの多い私たちにありがたい機会。また商店街に来たい」とあいさつした。

 同委員長の豊田さんは「回を重ね参加者も増えてきた。ツアーをきっかけに商店街の利用につながれば」と話した。一橋大学大学院修士2年で寮生をサポートするレジデント・アシスタント代表を務める中路さんは「皆でワイワイ自分たちの住む街を回れてとても楽しかった。一見、結びつきにくい留学生と商店街、今まで知らなかった地元のおいしい店もこれをきっかけに利用しやすくなれば」と語った。

 同委員会は通年の企画として「ポイントカードプロジェクト」も実施している。加盟店は食料、日用品店など46店舗。留学生は買い物などでスタンプを集めてフリクションがもらえるほか、最高3,000円の商品券が当たる抽選も行う。

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