見る・遊ぶ 暮らす・働く

立川・ロバハウスで「春のロバ祭り」-谷川俊太郎さんとのコラボも

谷川さんの絵本「もこもこもこ」を演奏する様子

谷川さんの絵本「もこもこもこ」を演奏する様子

  • 2

  •  

 西武新宿線・多摩モノレール「玉川上水」駅近くの「ロバハウス」(立川市幸町6)で4月27日から「春のロバ祭り」が開かれる。

[広告]

 ロバハウスは、古楽器や空想楽器を使って子どもに音楽を伝える「ロバの音楽座」の稽古場兼事務所として1992年4月に建築士、村山雄一さんの設計で建てられた。「古楽器や世界のさまざまな楽器が集まり楽器博物館のよう。珪藻土(けいそうど)のぬくもりのある空間でめったに聴けない音楽会をやっていきたいと月に1度ライブを行う」と同楽団のメンバー上野哲生さんは話す。また、同建物の隣に倉庫や事務のためのスペースとして村山さんの設計で「ロバコノハウス」が今月完成。上野さんは「ロバハウスととても相性が良く、展示や喫茶などさまざまな用途で使える空間になりそう」と期待を寄せる。現時点では、同イベントのみでの利用を予定する。

 「春のロバ祭り」は、「空想の森の音楽会」と「ことばとあそぶ おととあそぶ」の2つのプログラムを用意。音楽会は初日に開催予定の「宗田悠&影絵師さくら」をはじめ、4組のアーティストと同楽団のコラボレーション演奏を行う。上野さんは「テレビなどではめったに聴くことができないジャンルの音色とパフォーマンスの方々とロバの音楽座のジョイントを、子どもたちはもちろん大人たちにも体験していただきたいと思い企画した」と話す。「ことばとあそぶ おととあそぶ」では、詩人の谷川俊太郎さん、俊太郎さんの息子で作曲家・ピアニストの谷川賢作さんと同楽団がコラボレーションする。

 1993年に始まった谷川俊太郎さんとの公演を「谷川さんが詩の世界で言葉で遊び、ロバの音楽座が音で遊ぶという共通性を感じ、結成当時、谷川さんの言葉遊びの素材を発声練習に使っていて、ぜひご一緒したいということになった。谷川さんは音楽の参加にもとても意欲的で、古楽器にもとても関心を示していただいている」と振り返る。賢作さんとのジョイントは2003年から。「昨年は谷川さんの絵本『もこもこもこ』を楽譜のように見立てて音楽と言葉でイメージの世界を展開。近隣の幸小学校の校歌がたまたま俊太郎さんの作詞で、最後に会場中で大合唱するのが恒例」と話す。

 開催日は、4月27日・29日、5月3日・4日・5日。各日13時から。詳細はホームページで確認できる

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース