一汁三菜の「母めし」レシピ集出版-国立・谷保「やまもりカフェ」の大久保さん

一汁三菜の「母めし」

一汁三菜の「母めし」

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 国立・谷保にある「やまもりカフェ」の大久保久江さんのレシピ集「母めし一汁三菜 ~みんな大好き母の味 ずっと伝えたい和食献立~」が4月9日に発売された。出版はマイナビ(千代田区)。

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 大久保さんは「『母めし』で社会を元気に」をスローガンに、社員食堂やレストランの設営・運営のコンサルタント事業を展開している。直営の母めし健康食堂として、国立市谷保の古民家に「やまもりカフェ」がある。

 「母めし」とは、昔ながらの素朴な「お母さんの味」のこと。ご飯にみそ汁、漬物をベースに、魚や肉のメーン1品、旬の野菜の付け合わせが2品付いた日本人が古くから親しんできた「一汁三菜」の献立。同書は、日本の「昔ながらの家庭料理」をコンセプトに、主菜・副菜から漬物まで134品のレシピを収録。大久保さんが企画・運営するカフェ・社員食堂のメニューをもとに、シンプルで手間をかけずに、毎日の食事に取り入れやすい献立をそろえている。 

 「本の出版は夢のようなお話で、日本の家庭料理である『母めし』の素晴らしさが、世の中に求められていることに共感してくださった出版社があったことに元気を頂いた。自分の五感がどんな食べものを欲しているかを知って食べることは、自分自身を受け入れていこと。自己受容しにくくなった社会だが、食べることを通じてできることはたくさんあるのでは。この本は五感に応じた料理のヒントになることを願って作った」と大久保さんは話す。

 「この本は、目新しいこともおしゃれな盛り付けもない、どこか懐かしいお母さんがいつも作ってくれていた普通のお料理ばかり。でもこれが、日本のお母さんたちが家族の元気を支え、親から子へ、子から孫へと伝え継がれながら積み重ねてきた知恵と工夫の結晶。このことこそが、私たちが伝えたい「母めし」のテーマでもある。お料理好きの方だけでなく、これからお料理を始める方、これからお母さんになる方にご覧いただきたい。『ねえ、お母さん、肉じゃがってどう作るんだっけ?』と、作り方を聞くような気持ちでページをめくっていただけるとうれしい」とも。

 仕様は114ページ。価格は1,620円。

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