武蔵村山市と武蔵野市のうどん店を巡る「武蔵野Oh!うどん街道スタンプラリー」が現在、開催されている。主催は、武蔵村山市の「村山うどんの会」、武蔵野市の「東京都麺類協同組合武蔵野支部」、商工会議所などからなる「武蔵野Oh!うどん実行委員会」。
同イベントは、東京都の「地域資源発掘型実証プログラム事業」による取り組み「武蔵野Oh!うどん街道プロジェクト」の一環。小麦の産地であった多摩北部に伝わる「かてうどん」「地粉うどん」といった武蔵野のうどんを地域資源と捉え、武蔵村山市と武蔵野市の事業者が連携。同地域を横断する青梅街道・新青梅街道から多摩湖自転車道路を基軸としたエリアを「武蔵野Oh!うどん街道」と名付け、認知向上と新たな誘客推進に取り組むもの。
今回、スタンプラリーに参加するのは、武蔵村山市と武蔵野市から各10店舗ずつ。武蔵野台地で栽培された小麦を使用した「ご当地うどん」は、茶色がかったコシの強い麺を濃いめのしょうゆ味のつけ汁で食べるのが特徴。武蔵村山市内では「村山かてうどん」、武蔵野市内では「武蔵野地粉うどん」を食べることができる。参加者は、参加店舗で先着2000人に配布されるスタンプラリー帳「麺バーズガイドブック」を持ち、期間内にうどん店を巡る。スタンプ5個からプレゼント抽選への応募が可能で、応募者全員にオリジナルの手拭いが進呈される。
また、同プロジェクトでは両市をシャトルバスでつなぎ、半玉うどん2食分を試食できるイベント「武蔵野Oh!うどんde巡り~な」を11月29日に実施。そのほか、11月20日には「武蔵野地粉うどん」づくりと吉祥寺めぐりの旅(募集終了)、2月には「村山かてうどん」づくりと小麦の麦踏み体験と天然温泉の旅などの日帰りモニターツアーも企画する。ツアーは各日限定20人(応募多数の場合は抽選)。
村山うどんの会副会長の波多野健さんは「麺の太さや食感、つけ汁の味付けなどは店によって違う。各店の個性を楽しんでいただければ」と参加を呼び掛ける。東京都麺類協同組合武蔵野支部副支部長の大楽紀夫さんは「より多くの方を多摩エリアに導く入り口になっていきたい」と意欲を見せる。
スタンプラリーは来年2月28日まで。