信州のハンドメード・オーダー家具店が運営する国立のミルクギャラリー(国立市北1、TEL 042-573-8850)は9月18日から、「ALUNおもしろニット教室」を開講する。
教室を開くのは、国立在住の草木染めニット作家で草木染めニットALUNを主宰する森山かをりさん。森山さんが手がけるニットは、草木染めの糸、シルクやウールなど肌触りのいい天然素材、空気をたっぷり含んだ手紡ぎの糸を使い、軽くシンプルな形に仕上げるのが特徴。糸の染めや、紡ぎから手がけたニットは、ほとんどが一点もの。要望に応じてオーダーも受け付けている。
同ギャラリーでは、夏のコンサート開催時にALUNとコラボレーションしてニット展を開いた。「ウッディーな家具を常設するミルクギャラリーは穏やかで暖かみのある空間なので、草木染めの色が溶け込む。ここで草木染めの糸を使って編物をしたら、お客様に心地よい時間を味わっていただけるだろうと、今回の企画が持ち上がった」(同ギャラリーの高地さん)。
教室では、作品作りを森山さんがサポート。材料は、ALUNの草木染め糸を使用する。塗り絵のように糸を変えていくグラデーションニットや首から編むラグランニットなど、編みながらデザインを考え、オリジナルニットを作ることもできる。「本を見てその通りに編むとか、基礎からしっかり勉強するというタイプの教室ではなく、編みものを楽しんでもらい完成の喜びを味わってもらうのが目的。初心者の方でも作品を完成に導けるようにサポートする」(高地さん)。
「編物は無心に手を動かすという点でヒーリング効果があるという。草木染の糸や触って心地よい天然素材を使うことで、さらに気持ちが柔らかくほぐれる。編みものの経験がない方、これまで途中で投げ出してしまうことが多かった方、自由にもの作りがしたい方や植物に癒されたい方にぜひ参加いただければ」(高地さん)とも。
開講は毎週木曜日で、時間は10時~17時のうちの2時間。受講費は2,000円(1回)。1日前までにメールか電話(TEL 080-5502-7087)での申し込みが必要。