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国立・一橋大兼松講堂で「国立パワージャズ」-未来のジャズを問う

2008年の兼松講堂でのライブの様子(渋さ知らズオーケストラ)

2008年の兼松講堂でのライブの様子(渋さ知らズオーケストラ)

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 一橋大学・兼松講堂(国立市中2)で12月21日、「国立パワージャズ2013」が開催される。

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 同イベントは、多くのジャズミュージシャンと縁のある国立で、市民が街と音楽のつながりを再認識し楽しむこと、市内の商店主、学生、音楽関係者のつながりを生み、地域が活性化していくことを目的として2007年に始まり、前回の2011年には約700人が訪れた。今年で6回目、2年ぶりの開催となる。今年は、国立市内の商店主や一橋大学まちづくりサークル「MusiA」などが主催する「国立ミュージックフェア2013」のメーンイベントとして企画された。

 同イベントの「パワー」とは、熱狂、破壊、再創造を意味し、過去の時代性を意識しながら、現代のジャズ、未来に続くジャズとは何かを問い、ステージラインアップを通じて表現するという。開催場所である兼松講堂は、建築家、伊東忠太によって設計され、怪物をかたどったレリーフが至る所に配置されていることで有名な建物。大正時代の近代合理化の波にあらがって、あえて不合理的な存在である怪物を入れ込み、建築の一つの在り方を示したといわれている。時代に挑戦し、「新たなジャズ」を目指す同イベントの趣旨に通じるとした上で、同イベント実行委員の高野さんは「『聴いて楽しむ』ではなく『感じて熱狂する』ジャズフェスティバル。怪物の棲む講堂として有名な兼松講堂で、怪物的サウンドをお届けする」と語る。

 3部構成で、出演するのは、2011年に菊地成孔さんプロデュースで結成された「ものんくる」、1960年から70年代のジャズを牽引してきた「板橋 文夫FIT!+川嶋哲郎」、ロックやフォークを取り入れ独自の音楽を作り上げてきた「渋さ知らズオーケストラ」。

 14時開場、14時半開演。チケットは一般、前売り券3,800円、当日券4,300円。チケットを購入者には、当日国立駅周辺の対象店舗で使用できる500円分の割引券を進呈する。

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