中央線・東小金井駅~武蔵境駅間の「ヒガコ東」に9月1日、シェアオフィス「PO-TO(ポート)」(小金井市梶野町1)がオープンする。現在、第1次施設利用者の募集を行っている。
同施設は「JR中央ラインモール」(本町1)と多摩地域を中心に創業支援・地域活性事業に取り組む「タウンキッチン」(梶野町1)が協働で開設。運営はタウンキッチンが行う。
タウンキッチンの國廣さんは「既に設置済みの小金井市の公共施設KO-TOにおいて創業者が多く集積しており、スペースが不足してきたため、隣に広がる高架下の空間を利活用して開設することとなった。創業者、小商い事業者、ベンチャー企業などの拠点として、地域経済の活性化につなげていくことが目的」と話す。
同施設のコンセプトは「オフィスをひらこう」。店舗・工房・ショールームを併設できることが特徴で、道路に面していくつも連なったドアから直接出入りができるほか、隣り合う部屋同士の行き来も可能。ドアはガラス張りで外からも中が見える造りとなっている。
國廣さんは「部屋同士をつなげることができるので、2部屋をつないで事務所と店舗で使い分けたり、隣の利用者と商品を一緒に陳列してラインアップを増やす、交代で店番をするなど、1人で仕事をする際にぶつかる問題をフォローしあえたりできる仕組みになっている」と話す。
施設面積約230平方メートルに「Room」18室と「Desk」12席を用意。利用者は365日24時間利用でき、法人登記も可能。ポスト、会議室、ラウンジ、複合機なども備える。
「Roomは、内装・設備が整っているので、初期費用を抑えて店舗や事務所を構えることができる。DIYで棚などを造作して、好みや使い方に合わせてアレンジすることも可能。これからご自身で店舗や事務所などを開きたい方に利用いただけたら」と呼び掛ける。
料金は、Room=月額4万2,000円~、Desk=月額1万8,000円(以上、税別)。別途、共益費・初期登録料金などがかかる。7月28日12時から内覧説明会を開く(参加が難しい場合は応相談)。第1次施設利用者の募集締め切りは8月3日。