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立川で「アール・ブリュット展」 アートパフォーマンスやチャリティーTシャツ販売も

今年のポスターに使用されたOTTIさんの作品

今年のポスターに使用されたOTTIさんの作品

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 伊勢丹立川店(立川市曙町2)で10月24日、アート作品展「アール・ブリュット立川2018」が始まる。

昨年の伊勢丹立川店5階特別室の様子

 アール・ブリュットは「加工されていない、生(き)のまま芸術」を意味するフランス語。正規の美術教育を受けていない人たちが生み出した作品を指し、伝統や流行、教育などに左右されず自身の内側から湧き上がる衝動のままに表現した芸術といわれる。

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 同展は今年で4回目。昨年は台風の影響を受けたものの、5日間で4500人以上が来場した。来場者からは「生き生きとした発想力と生命力を感じた」「作品の完成度の高さに驚いた」「温かいものを感じる作品が多く、幸せな気分になった」といった声が寄せられた。

 「展示作品を通じ、障がいのある作家の豊かな感性を知ってもらいたい。言葉で表現することが難しいアール・ブリュット作家たちの魂に訴えてくる作品を、より多くの方に知っていただければ」と伊勢丹立川店に共催を願い出たという実行委員長の松嵜ゆかりさん。2015年から開催を重ね、「年々来場者からの問い合わせの数が増え、障がい当事者や事業所の関心も高まっている」という。

 今回は立川市・国立市など多摩エリア在住の障がいのある作家43人による絵画、立体作品、陶芸など55点を展示する。5階特別室では例年より大きな作品を、2階ギャラリースクエアでは東京光の家新生園(日野市)の視覚障がいのある人々の陶芸作品を展示する。ポスターなどに採用された色鮮やかで迫力のある作品は、中学3年生のOTTIさんが手掛けた。

 24日は2階ギャラリースクエア脇でオープニングセレモニーを行い、粘土作家の林航平さんが作家代表としてあいさつする。期間中、林さんのほか、電気ペンと色鉛筆を使う阿山隆之さん、アクリル絵の具を使う玉川宗則さんらによるアートパフォーマンスも行う。会場では作品をプリントしたチャリティーTシャツも販売する。

 松嵜さんは「ぜひ子どもや親子連れの方に見ていただきたい。今年も皆さんに喜んでいただける作品を展示しているので、五感を使って作品を感じていただければ」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は10時~19時30分(最終日は5階特別室のみ17時まで)。入場無料。今月29日まで。