市民公開講座「子どもともっと上手く関わりたいとおもっているあなたへ~今さら聞けない子どもの権利~」が3月10日、立川市子ども未来センター(立川市錦町3)で開かれる。主催はボランティア団体「チャイルドラインたちかわ」。
チャイルドラインは18歳までの子どものための専用電話。現在、全国40都道府県70団体のチャイルドラインでボランティアが子どもたちからの声に耳を傾け、思いを受け止める活動に取り組んでいる。2004年に設立された「チャイルドラインたちかわ」では、毎週日曜15時~20時にチャイルドラインを開設するほか、この取り組みを通じて見えてくる子どもたちの現状を社会に伝えるための市民向け学習会や講演会、子どもの権利を学ぶための講座などの開催にも取り組む。
代表の山中ゆう子さんは「子どもの声に耳を傾け、子どもの変化やSOSに気付くことのできるまなざしを持った大人が地域の中に増え、子どもたちが自尊感情をもって育っていける街にしていきたい。子どもの権利をテーマにした講座は毎年開いてきたが、子どもの虐待死の報道などもあり、今回は急きょ内容を一部変えて、特に子育て中の親御さんたちに参加していただけるような内容にした」と話す。
当日は、工学院大学准教授で子どもの権利などを専門とする安部芳絵さんが講演を行うほか、簡単なワークショップも予定する。「子どもの話をどう聞いたらいいのか、子どもにどう向き合ったら良いのかなど、ヒントや具体的な方法を知っていただけたら」と山中さん。「子どもとの関わり方に迷っているパパやママ、先生や保育士さんをはじめ、子ども支援や子育て支援に関わっている方などに参加いただければ」と呼び掛ける。
開催時間は10時~12時。参加費500円。定員は先着30人。1歳以上の子どもの保育有り(若干名)。申し込み方法などはフェイスブックで確認できる。