「茶CAFE 一煎(いっせん)」(立川市錦町1)が2月25日、立川駅南口にオープンした。
オーナーの古宇田典子さんはお茶好きであることから日本茶インストラクターの資格を取得。実家が骨董(こっとう)品を扱っており、以前から茶器を集めることも好きだったという。妊活しながら働ける場所として、自分の店の開業を準備していたところ子どもを授かり、安定期に入ってから店をオープンした。
席数はカウンター3席、テーブル6席。見知らぬ同士が会話する姿もよく見られる。若い男性の一人客も意外に多いという。女性客や赤ちゃん連れの客からは出産に関するアドバイスをもらうことも多い。
お茶を注文する時は客が茶器を自分で選ぶ。茶葉の種類や産地との相性もあり、急須でお茶の味が変わってくるという。2煎目からは客が茶釜からひしゃくで湯を注ぎ入れる。茶葉の様子や天候により古宇田さんが入れ方のアドバイスをする。「おいしいお茶の入れ方を覚えて帰っていただきたい」と古宇田さん。
メニューは煎茶(450円)、ほうじ茶(350円)、抹茶入り玄米茶(400円)、紅茶(450円)など。お茶には甘納豆かおかきが付く。ケーキ、和菓子も用意。おにぎり(180円)、韓国のりまき(350円)はみそ汁付きセット(500円)にもでき、モーニングとしても人気(価格は全て税別)。
古宇田さんは「今後は2階を座敷にして子ども連れにも利用しやすくしていく予定。いろんな人に格式ばらずに気軽においしいお茶を飲んでもらうような環境をつくりたい。町のコミュニティーになっていったらうれしい」と話す。
営業時間は8時~17時。火曜~木曜定休。