沖縄のバッグブランド「琉球帆布」が「エキュート立川」(立川市柴崎町3)に7月1日から期間限定オープンする。運営は合同会社沖縄の風(沖縄県)。
同ブランドの直営店である「琉球帆布&アート雑貨セレクトショップ 沖縄の風」は2010(平成22)年に沖縄県那覇市にオープンし、約40人の沖縄の作家やクリエーターの作品を展示・販売する。企画デザイン担当の上原哲郎さんは「沖縄には古くからよく知られている紅型(びんがた)や壺屋焼などのほかにもたくさんの『いいモノ』がある。雑誌やガイドブックでは伝えきれない素顔の沖縄、リアルタイムの沖縄の魅力を見て知ってほしいと思った」とオープンの経緯を話す。関東エリアでは2度目、多摩地区では初めての出店となる。
バッグの生地に使われている「綿帆布」はキャンパス地とも呼ばれる平織りの厚手の布で、帆船の帆として使うために作られ、軽量かつ耐久性に優れているという特性を持つ。同ブランドでは品質の優れた国産帆布を使い、厚手の4号から薄手の11号までを使途や商品の種類によって使い分けているという。八重瀬町にある自社工場で型取り・裁断・縫製から検品までの一連の作業を管理して作られ、全ての製品に天然の琉球藍で染めた「琉球ブルー」の織りネームが縫いつけられている。
立川店ではバッグのほか、2種類のポーチとがまぐち(各6柄)、フリーケース(5柄)、剣道の竹刀バッグなどの販売を予定する。上原さんがお薦めするのは「ポケットがたくさんあって使い勝手のいいサイズ。沖縄の人気アーティストによる8種類のデザイン」の「お散歩バッグ」(7,560円)と「丈夫さとシンプルなストライプ柄が魅力で男女問わず人気」という「ヒッコリートート」(M=8,640円、L=9,936円)。そのほか、「ラウンドトート海のシルク」(1万2,960円)は白化サンゴのミクロ粉末を練り込んだ生地(海のシルク)を使ったバッグで、販売金額の一部が沖縄のサンゴの保護活動に寄付される。「危機的状況にあるサンゴのことに興味を持ってもらえることを願って作った商品」と上原さん。
「これからのシーズンにぴったりのバッグをそろえた。女性に人気の沖縄のクリエーター柄シリーズや男性に人気のベーシックなデザインのバッグなど、約70種類の商品から一生のお気に入りをぜひ見つけていただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は10時~21時30分(日曜・祝日は21時まで)。出店は9月1日まで。