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立川で「ちいさなお祭り」 工房に100の灯り、「とんがり書房」も

石田倉庫で開催していた頃のkitoriの会場

石田倉庫で開催していた頃のkitoriの会場

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 オーダーメードの家具や住宅・店舗の内装などを手掛ける「kitori」(立川市錦町5)で10月26日・27日、「kitoriがひらく、ちいさなお祭り『百の灯りとおしゃべりと夢』」が開催される。

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 2016(平成28)年まで、さまざまなジャンルのクリエーターが集まる石田倉庫(富士見町2)に工房を構えていた同社。代表の山上一郎さんは、年に1回、アトリエを公開する石田倉庫の恒例イベントの立ち上げに携わった。「当初は家具の在庫市をやろうとしたが、あまりに反響が大きく来た人が楽しめるような仕組みづくりにかかりきりで、結局在庫市は一度もできなかった。しかし、さまざまな人たちと化学反応があり、世界が広がった。それが楽しかった」と振り返る。

 現在の場所に移り、自社の工房とショールームで開く同イベントは、「各分野のプロが売れるものより見せたいもの、かっこいいもの、ちょっととんがった気持ちでイベントに臨む。このお祭りを通して普段の仕事では見えない世界を見つけてみたい」と山上さん。初開催となる今回のテーマは「灯(あか)り」。「オープンファクトリー、もの作りの現場をお見せするという思いもある」とも。

 1階の工房には、水田典寿さんと安土草太さんが手掛けた作品を中心に100個の照明がともり、「美鈴商店」(中野区、現在閉店)が10年近くダイニングバーを営んでいた頃の人気メニューを提供。普段、家具などを制作している工房が「バー」に変身する。

 2階のショールームでは、絵画や照明、木工品、ガラス、陶器、和小物などの出品を予定するほか、焼き菓子や特製チャイを楽しめるカフェを併設。屋上には、「オリオン書房ノルテ店」(立川市曙町2)とのコラボレーションで旅する本屋「とんがり書房」を開店。目利きスタッフたちの「こんな本屋さんがあったらいいな」を実現し、少し「とんがった」選書が並ぶ。日替わりで「てくたく」(若葉町4)、「マルベリーフィールド」(昭島市中神町)が軽食などの提供も。

 「どこにいても絵になる空間を作った。ゆっくり過ごしていただければ」と山上さん。

 開催時間は11時~19時。入場無料。

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