多摩動物公園(日野市程久保7)が現在、干支(えと)の子(ね)年にちなみ、ネズミの仲間(げっ歯類)をテーマにした企画展やイベントを開催している。
テーマ別に教室が分かれている。保健室ではマイクロチップの読み取り体験も
同展では、アカネズミやカヤネズミ、モルモット、ムササビなどを中心に「ちゅう学校」という設定で、イエネズミ学や日本人とネズミの歴史学を学んだり、マウスの身体能力を観察したりしながら楽しく学ぶことができる。
会場内はテーマ別に教室が分かれ、「ちゅう間テスト」ではネズミに関するクイズに挑戦するほか、「保健室」ではマイクロチップの読み取りを体験。「体育館」では小型のアスレチックでマウスとモルモットの運動を観察できる。運動観察は、3月末までの土曜・日曜・祝日の13時~14時30分(期間延長は未定)。
同園教育普及係の半澤さんは「来園者向けのアンケートで、好き嫌いが半分に分かれたネズミ。身近なのに知らないことが多い動物。干支をきっかけに知ってもらおうと企画した。」と話す。
この企画は2011年に井の頭自然文化園で開催した同タイトルの展示のリニューアル版で、会場の黒板などに描かれたイラストは多摩動物公園の職員が手掛けた。干支にちなんだ企画展は毎年開催しており、既に講演会は満席となっている。1月19日には、工作教室「おきあがりモルをつくろう」を開催。
「11月に生まれたマレーバクの赤ちゃんや、1歳になったばかりのキリンなど、冬でも動物園は見どころがいっぱい。1月9日からは都内の動物園・水族館のスタンプラリーイベントも行うので、ぜひ足を運んでほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は9時30分~16時30分。会場はウオッチングセンター。6月2日まで。