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東大和・移動図書館「みずうみ号」運行終了へ 東日本大震災の被災地でも活躍

みずうみ号へのお手紙コーナー バスの絵が描かれた専用の用紙を設置

みずうみ号へのお手紙コーナー バスの絵が描かれた専用の用紙を設置

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 東大和市の移動図書館「みずうみ号」が、車両の老朽化等により維持が困難になったため3月末で運行を終了する。

図書館に設置されているお手紙コーナー バスの絵が描かれた専用用紙も

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 1977(昭和52)年導入の初代に続き、1989(平成1)年から33年間にわたり活躍した「みずうみ号」は、市のシンボル多摩湖から名付けられたと言われる「みずうみ」を思わせる水色のボディーが特徴。3500冊の本を積んで、多摩湖畔自治会集会所(東大和市湖畔2)、中北台公園(上北台2)、蔵敷公民館(倉敷2)、向原市民センター(向原3)の5カ所のステーションを隔週で巡回してきた。2011年の東日本大震災では、被災した石巻市に出向き、同年5月~10月の半年間、現地の移動図書館として活躍した。

 終了後は、4月7日より庁用の軽ワンボックスカーが隔週水曜に各ステーションを巡回。事前予約した資料の貸し出しと返却、リクエストの受け付けや蔵書検索などが行えるほか、新刊書などをコンテナボックスで運び貸し出す。

 市では現在、長年にわたり走り続けた「みずうみ号」の「思い出メッセージ」を募集している。みずうみ号と市内の図書館でメッセージ用紙のコーナーを設置。受け付けたメッセージは、東大和市立中央図書館(中央3)での展示や図書館だより、記念誌などの掲載を予定している。

 中央図書館の當摩店長は「長期にわたり、みずうみ号を利用いただきありがとうございました。残念ながら運行は終了となりますが、引き続き図書館をご利用ください。メッセージは3月末まで受け付けているので、皆さまの思い出を寄せていただければ」と呼び掛ける。

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