武蔵国分寺公園(国分寺市泉町2)をはじめとする武蔵野地域の都立公園や玉川上水緑道、狭山・堺緑道を管理する4団体から成る「西武・武蔵野パートナーズ」が現在、ユーチューブの「musashinoparks」チャンネルで「夏休み!むさしのキッズチャレンジ」を配信している。
緊急事態宣言の中で夏休みを過ごす子どもたちに対して、密にならずに過ごせる公園というフィールドを生かして、楽しく過ごすための提案ができないかと検討を重ね、スタッフ自身が伝えるシリーズ動画を制作した。
動画は「セミの抜け殻観察にチャレンジ!」「公園でキツツキ探しにチャレンジ!」「速く走るための姿勢づくりにチャレンジ!」「ゴマダラチョウの幼虫探しにチャレンジ!」など。武蔵国分寺公園や玉川上水緑道(立川市幸町)などで撮影し、園内のキツツキや緑道の幼虫を動画上で一緒に探したり、生き物の特徴を説明したりするなど、自由研究にも活用できるようにした。
動画に出演するのは西武・武蔵野パートナーズのスタッフたち。公園内の自然環境の保全活動や調査や利用者向けにネイチャーガイドウオークを行う「パークレンジャー」や、スポーツ教室・イベントを実施する「スポーツコーディネーター」など、専門知識を生かしながら、ナレーション、動画撮影、編集も全てスタッフが行う。
企画・撮影・編集を担当したパークコーディネーターの成瀬翼さんは「シーズンを問わず、公園に遊びに来た際の楽しみの一つとして、また、ステイホームでも楽しめるコンテンツとして活用いただければ」と話す。
併せて、7月下旬には玉川上水緑道の紹介動画を配信。コロナ禍で中止となった市民向けのガイドウオークに代わり、玉川上水の自然や歴史について英語字幕を付けて紹介している。「今後は、玉川上水に関係する市民の意見も取り入れながらバージョンアップさせていきたい」と意気込む。
「オンライン企画やクイズラリーのような企画など、コロナ禍でも安心して参加できるイベントを展開していきたい。ぜひ、公園のサイトをチェックしていただければ。玉川上水の動画はバージョンアップも企画中なので、意見もお待ちしている」と利用を呼び掛ける。