国立音楽大学(立川市柏町5)が5月29日、「親子で楽しめる国立音楽大学ファミリー・コンサート2022」を開く。
「親子で楽しめる国立音楽大学ファミリー・コンサート2022」ポスター
「小さな子どもにも、生の音楽を届けたい」と2002(平成14)年から毎年開催し、今年で21回目。新型コロナウイルスの影響により3年ぶりとなる。対象年齢を未就学児以上、小学生以上に分けた2部構成で、会場にはおむつ替えや授乳用のスペースを用意し、演奏会では子どもたちにも分かりやすく司会が説明する。
今回のテーマは「地中海をめぐる旅」。G.ロッシーニ「歌劇『アルジェのイタリア女』序曲」、T.コットラウ「サンタ・ルチア」など地中海にゆかりがあり、親しみやすい曲目を、ピアノ・オーケストラ・声楽家らが演奏する。
併せて、4歳児から大人を対象に「指揮者体験コーナー」を実施。体験希望者は、事前に指揮者の工藤俊幸さんから指導を受けて、コンサートの本番で、G.ビゼー作曲「歌劇カルメンより前奏曲『闘牛士』」の指揮を振る。
企画する同大学演奏芸術センター課長の諸井重孝さんは「思うように旅ができない日々が続く中、イタリアやスペインの海を想像し、異国の風を感じながら、共に音楽の旅をゆったりと楽しんでもらえれば」と話す。「感染対策を施して行うので、たくさんの地域の皆さまに来てもらえれば」と呼びかける。
開演時間は、未就学児向け=11時~、小学生以上向け=15時~。各回開演30分前から「オルガン・プレ・コンサート」がある。料金は1人500円(未就学児無料)。チケットはウェブサイトで販売する。