史跡武蔵国分寺跡(国分寺市西元町3)で3月30日、「てのわ桜見幻燈会」が開催される。主催は、国分寺を含む多摩エリアで活動する「てのわ部」。
同団体部長の山内史生(ふみお)さんは「江戸時代の趣が残る武蔵国分寺跡は、約1300年の歴史を持つシダレザクラなど、さまざまな桜が咲き香る花見スポット。満開の桜を眺めながら、おいしいグルメや演奏を楽しんでもらいたいと思いイベントを企画した」と話す。同イベントは2022年から開催し、今年で3回目を迎える。
当日は昼と夜の2部制で桜見会を開く。昼は花見屋台として、武蔵野・多摩地区の飲食店が料理やドリンクを販売。国分寺産の農畜産物やオリジナルグッズなどが並ぶマルシェを展開するほか、ダーツも楽しめる。夜になると桜をライトアップし、朗読担当・笛奏者・パーカッション奏者から成る「おほんゴギーノ」による幻燈会を実施。会場内に設置したスクリーンに小林敏也さんが描いたイラストを投影しながら、宮澤賢治作「注文の多い料理店」を朗読・演奏する。
山内さんは「子どもから大人までが楽しめるイベント。歴史ある史跡武蔵野国分寺跡で、家族・友人などとすてきな春の一日を過ごしていただければ」と参加を呼びかける。
開催時間は、花見屋台=12時~18時、幻燈会=19時~19時40分。参加無料。事前予約不要。雨天の場合は翌31日に順延(花見屋台・幻燈会以外は雨天中止)。