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立川で漫画「ONE PIECE」の展覧会 ネームや原画の展示も

1話から1110話までのコミックスを全て切り離して壁に展示した「ザ ウォール」

1話から1110話までのコミックスを全て切り離して壁に展示した「ザ ウォール」

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 漫画「ONE PIECE」をテーマにした展覧会「『ONE PIECE ONLY展』誰も見たことがないワンピース。」が10月9日、立川のグリーンスプリングスにある「PLAY!MUSEUM」(立川市緑町3)で始まった。

ONE PEACE ONLY展エントランスの様子

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 同作品は、週刊少年ジャンプで1997(平成9)年から現在にかけて連載中で、コミックスは109巻発行。新刊コミックスの初版発行部数が10年以上毎号300万部以上で全世界累計発行部数が5億1千万部以上あり、ギネス世界記録を更新している。

 会場は、5つの要素で構成する。「ザ ウォール」は同作品のコミックス1110話分の約2万ページを切り離し、全長140メートル、高さ3.6メートルの壁に貼り付けた展示。貼り付けには8人がかりで1カ月ほどかかったという。

 「宝箱」は、オフセット印刷の刷版のほかネーム、原画などを展示。同作品の100巻ができるまでを時系列逆順で展示し、作品が読者に届くまでのプロセスを紹介する。

 「ザ ファクトリー」は、制作現場を8Kハイスピ―ドカメラで撮影した動画をクラシックのBGMと共に投影するインスタレーション展示。高速印刷の様子をスロー再生する場面も用意する。

 「マンガアート」は、印刷技術や伝統技術を作品と合わせて未来につなぐことを目的に、「マンガを、受け継がれていくべきアートに。」をビジョンとするプロジェクト「集英社マンガアートヘリテージ」によるアートプリントを100点以上展示する。

 コミックスと同じサイズのインクが乗りやすい紙とペンを用意し、来場者に絵を描いてもらう「参加型コーナー」も設置。描いてもらったイラストは、会場内の「黄金の部屋」に飾る。

 同施設プロデューサーの草刈大介さんは「スト―リーやキャラクターなど作品自体を説明したり作者を紹介したりせず27年間でつくられた同作品の全てと、印刷工場から出荷されるまでのメーキングに関する資料が展示されている。ぜひ足を運んでもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は10時~18時(最終入場は17時30分、日時指定制)。入場料は、一般=2,400円、大学生=1,800円、高校生=1,200円、小・中学生=800円、未就学児無料。来年1月13日まで。

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