創英社、ネットで話題の作品を書籍化-詩とトイカメラ写真の作品集

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 創英社(立川市若葉町1)は9月10日、言葉・写真集「しあわせの観覧車~あなたの視点を変える言葉と写真の物語~」を刊行した。

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 同書は吉井春樹さんと雨樹一期さんの共著。コピーライター出身の吉井さんは、妻へのプレゼントとしてつくった写真詩集「しあわせが、しあわせを、みつけてきた。」で2004年に全国出版の作家デビュー。言葉によって気持ちを繊細に表現する作品や、恋愛や日常のシーンで出会う小さな幸せと癒しを提供するメッセージ本を多数出版し、ギフト本として愛されロングセラーとなっている。雨樹さんは、大阪出身のトイカメラマン。ロシア製のトイカメラ「LOMO LC-A」で日常の中に潜む些細なステキを独自のアングルで切り取るとともに、フィルムの特殊現像で特有の色彩写真を創り上げている。

 同書はもともとインターネット上で公開されていた作品。日常生活での新しい幸せ探しをテーマとしたショートストーリーが展開されている。「公開以来、若い女性層を中心に反響を呼んでおり、そのクオリティーも高かったこともあり、書籍化の運びとなった。書籍化に伴い、本書でしか見られない未公開作品も追加掲載している」(同社出版事業部)。

 近年、トイカメラは特に若い女性層からも人気を得ており、雑貨店のみならず書店での展示・販売も増えている。「発売後2週間ほどが経過したが、書店では撮影機との並列展示もしていただいており、映像の参考書としても選ばれている。仕様がコンパクトサイズということもあり、ギフトブックとしての売れ行きが特に好調のようだ」(同社担当者)とも。

 さらに、「トイカメラで撮影された写真は、独特な色調とノスタルジックな気持ちを起こさせるのが特徴。添えられた吉井さんが紡ぎだす言葉との相性も良く、見る者を引き込む空気が築かれているのではと感じている。トイカメラに関心がある方にぜひ手に取っていただきたい」(同社担当者)と話す。

 仕様は変形版(12センチ×12センチ)、102ページフルカラー。価格は1,200円。

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