一橋大学兼松講堂(国立市中2)で11月7日、「日本産業の未来」と題した堀江貴文さんの講演が行われる。
講演会は、同5日から同大学で開催される一橋祭の企画の一つとして開催される。堀江さんは福岡県出身。東京大学在学中に有限会社オン・ザ・エッヂを設立し、その後旧ライブドア社から営業権を取得、同社の代表取締役社長CEOに就いた。現在は、宇宙ロケットを開発するSNS社のファウンダー(創業者)として多方面で活躍している。
一橋祭実行委員会広報担当の小川さんは「現在の日本には起業を行う際にさまざまな障壁が存在しているが、堀江さんはその障壁を乗り越えて現在もなお活躍している。堀江さんは日本社会の問題点や日本の将来に対しての具体的なビジョンを客観的に認識しているので、『起業を通して見えた日本産業の可能性』をテーマとした本企画を、分かりやすく刺激的にわたしたちに伝えていただけると考えた」と話す。「一橋祭には一橋大生だけでなく、他大学の学生や受験生といった次代を担う若い層の来場者も多く訪れる。堀江さんからエールやメッセージを送ってもらうことで、彼らが新しいことにチャレンジするためのヒントや活力になれば」とも。
当日は、同大学イノベーション研究センター専任講師の清水洋さんが司会を務め、堀江さんがライブドア時代のエピソードとして、起業を行うまでの経緯や、会社経営の苦労やエピソードなどを話す。「特に学生時代や下積み時代の出来事が今の堀江さんとどうかかわっているのかといった話は、来場者にとって身近に感じられる話になるのでは」。
その後、清水さんも交えて、今までの日本を振り返り、既存の企業や新興企業にとってどのような社会だったのか、近年台頭してきた企業にはどのような特徴があるのか、などについて意見交換を行い、「日本産業の未来」について触れる。
当日は質疑応答も予定。質問は現在、同祭公式ホームページ上で受け付けており、その中から選んだ質問に堀江さんが答えるほか、当日来場者が直接堀江さんに質問できる時間も設ける。
開催時間は12時~13時40分。無料。定員は800人。先着順。