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国立本店がフリーペーパー 「ほん」「まち」「ひと」3つの視点でテーマを紹介

創刊準備号

創刊準備号

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 国立で本・街・編集・デザインに関するイベントやワークショップを行う「国立本店」(国立市中1)がフリーペーパー創刊準備号を発刊した。

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 担当する同店の加藤健介さんは「国立本店を企画・運営する『ほんとまち編集室』メンバーの中で、以前から『紙媒体による情報発信を行いたい』と話が挙がっていた。制作するからにはわれわれらしい情報発信をしたいと検討を重ねた結果、毎号1つのテーマを取り上げ、そのテーマにまつわる『ほん』『まち』『ひと』という3つの軸でストーリーを紹介するフリーペーパーを発行することになった」と経緯を話す。日替わりで店頭に立つメンバーが出来事や雑感をつづる「お店番日誌」も掲載する。サイズは12センチの正方形。

 創刊準備号Vol.0のテーマは「旧高田邸と」。旧高田邸は今年5月の解体前に、同店メンバー有志が中心となってさよならイベントを企画した。「毎号、異なるテーマと3つのストーリーを展開する上で、編集長もデザイナーも各ストーリーの記者・執筆者も毎回かわるスタイルを想定しており、このスタイルが本当に面白いか実験の意味も込めて創刊準備号を発刊した」と加藤さん。手に取った30代女性は「読みやすく持ち歩きやすいちょうどいいサイズ。デザインはもちろん、内容も読みごたえがありおもしろい。お店番日誌も含めこれから楽しみ」と感想を寄せる。

 創刊号は「お風呂」をテーマに7月下旬、1000部の発行を予定する。「編集長が思い入れを持って決定したテーマごとに制作メンバーがかわり、国立本店の多様な経歴を持ったメンバーが時に真面目に、時に面白おかしくストーリーを紡いでいく。これからどのように成長していくか私たちにも未知数だが、楽しんでもらえるはず。当面は不定期発行だが、ぜひお手に取っていただければ」と呼び掛ける。

 現在、国立本店の他、「国分寺さんち」(国分寺市南町2)、「ヒガコプレイス」(小金井市梶野町5)で入手可能。設置・配布場所を募集している。

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