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ダイヤモンド富士、多摩地域の見頃は1月末まで 東大和市在住の写真家が写真公開

「ダイヤモンド富士」1月4日に立川市日野橋付近で撮影

「ダイヤモンド富士」1月4日に立川市日野橋付近で撮影

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 11月中旬から多摩地区で見られていた「ダイヤモンド富士」の見頃が1月下旬で終わる。

東大和市在住の写真家 栗原秀夫さん

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 ダイヤモンド富士は、日の出と日没時に富士山頂に太陽が重なる瞬間、太陽が立て爪ダイヤモンドのように輝く現象。富士山の東側の都内では同じ地点からは年2回、日没時に気象などの条件がそろった時にだけ見ることができる。多摩モノレールの特設サイトでは、1月28日までの多摩モノレール沿線で眺望できる場所や詳細な日時等を紹介している。

 フェイスブックで日々の富士山の写真を公開している東大和市在住の写真家、栗原秀夫さんは「ダイヤモンド富士は冬至前後に立川の昭和記念公園の一番北側から見えるようになり、次第に南の方に移動していく。冬至を過ぎてしばらくの間は見える確率が高く、1月中旬まではモノレールの柴崎体育館駅(柴崎町6)から降りて多摩川沿いを移動しながら撮影していたが、現在は多摩川沿いだと府中まで南下、モノレール沿いだと日野でも見られる」と話す。

 栗原さんは立川市生まれ、東大和市在住。大学と写真学校の放送科を卒業後、映画製作会社に就職。アルバイトをしながらお金をためてはヨーロッパに渡り風景写真を撮り続け、30代にロンドンに移住し、結婚を経て約20年間ロンドンで過ごした。10年ほど前に帰国するまでの間、度々帰郷することはあったが、多摩地域の風景にシャッターを切ることはなかった。

 2年前の4月、玉川上水の桜をフェイスブックにアップしたところ多くの「いいね」がついたことをきっかけに、多摩地域の風景写真を日々公開するようになった。「さまざまな風景を撮影するうちに、以前は山中湖で撮っていた富士山が、多摩地域でもこんなにきれいに見えると気付いた。ダイヤモンド富士に限らず、空気が澄んでいる冬は富士山の見頃」と栗原さん。「雪がかぶっていたり、雲がかかりゴジラのような姿をしていたり、朝と夕方、撮影場所も多摩湖からや多摩川からなど日々違う表情を見せる。モノレール沿いでは砂川七番駅のホームの富士山がおすすめ」とも。

 「多摩湖や狭山丘陵など素晴らしい景観と自然に恵まれている。今後は地域のために近辺の写真を発表したり、チームを組んで写真を通した気付きを地域資源に生かす活動をしたりしていきたい」と意気込む。

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