西国立にシェアアパートメント「Node Kunitachi(ノード国立)」(国立市西1)が、入居者の募集を開始した。
4階建ての社員寮をフルリノベーションした全62室。1階の共有スペース「コリビング」には、ダイニングキッチン・リビングラウンジ・コワーキングスペース・防音室・トレーニングジムを用意するほか、電動キックボード・カーシェア・コインパーキング・家庭菜園・家電などシェア設備を充実させる。各フロアにシャワールームとランドリーを設け、全室18平方メートル(約11畳)の個室は家具付きや内装フリー、2人暮らし用などのタイプを用意し、女性専用フロアも設ける。
管理・運営をする「まちづくり立川」(立川市錦町1)の岩下光明社長は「学生を主なターゲットとした、シェアハウスとリゾートホテルの間くらいの設備を目指した。ホテルのアクティビティーのような感覚で、街歩きイベントやバスケ観戦、地域企業や造形作家を招いたワークショップなど、街や人とをつながるサービスも提供していきたい」と話す。
同社は2014(平成26)年に設立。「立川シェアオフィス テクスト」創業支援機能のある工房「Tschool(ツクール)」地場野菜を提供する「のーかる・バザール」「ジバー・カフェ」を運営する。アパートでは、カフェのドリンクチケットや野菜や米の無償提供も用意する。
「Node」には「結節点・結び目」の意味があり、「安心安全な環境で、地域と人、人と人をつなげる場所にしていきたい。見知らぬ土地から来た学生や親御さんの不安を安心に変え、街や人とつながりながら成長して、将来的にこの地で住んで働くことで地域活性にもつながれば」と岩下さん。
岩下さんは大阪生まれ、大学進学で上京した。「その分、多摩地域をふるさとにしたい思いが強いのかもしれない。学生時代は仲間づくりや経験がたくさんできる貴重な時間。パーソナルを大切にしながら、サービスやアクティビティーを自由にチョイスして交流できるので安心して来てほしい。学生と地域のつながりに思いのある社会人の方も歓迎、セカンドハウスや仕事の拠点としても活用いただければ」と呼びかける。
入居は4月から、3月中はフリーレントで引っ越し準備ができる。1カ月5万5,000円~(光熱費・ネット代・管理費別途)。