毎年恒例となっている小学生が運営を手掛けるイベント「キッズドリームチャレンジ」が、コロナ禍の影響で本年度は中止となり、代わりに動画でこの取り組みを告知し配信することとなった。
同イベントは、立川市、国立市、武蔵村山市と近隣の小学4年~6年の100人が、カメラマン、アナウンサー、音響、警察官、消防官、ダンサー、ヘアメーク、ネイリスト、パティシエ、スタイリストの10業種に分かれ、職業体験に挑戦。発表会開催に向け、その道のプロから技術や知識を学び経験を重ねる。本年度は、職種にフローリストとファーマーが加わる予定だった。
実行委員長の新井敏之さんは「今年は新型コロナウイルス感染拡大を踏まえて中止という判断をしたが、この機会に『キッズドリームチャレンジ』を動画配信で多くの方に知ってもらうことで、来年参加したいと思ってもらいたい」と期待を込める。
動画は、職場体験に協力している企業や店舗などの職場見学や、働いている人の仕事に対する熱意などを話す内容で、9月までに3~4回配信予定。現在1回目を配信中で、1回目は過去に開催したイベントを映像で振り返りながら、イベントの詳細が分かる内容となっている。
「地域愛や社会の仕組みなどを知るきっかけになるイベント『キッズドリームチャレンジ』。今年は中止という判断になったが、来年は開催できるように動いている。動画は、このイベントを知っている方も知らない方もこの魅力を存分に理解していただけるような内容なので、ぜひご覧いただければ」と呼び掛ける。