立川の住宅展示場「ABCハウジング ハウジングワールド立川」(立川市泉町)で2月5日・6日、親子でSDGsが学べるイベントが開催される。
立川経済新聞と立川市の子育て支援団体「ワッカチッタ」とがコラボし、地域のサステイナブルな活動に取り組む企業や団体と共に、国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)について親子で楽しみながらSDGsが学べる同イベント。
ワークショップでは、2月5日は繰り返し使える「エコラップ作り」を実施。サステイナブルな活動に熱心なイケア立川の布を使い、ミツロウとホホバオイルでコーティングして作る。エコラップはビニールの使い捨ての食品ラップとは違い、水で洗って自然乾燥すれば繰り返し使えるという。
翌6日は古布を裂いて手織りした布と着物の端切れ、多摩産材の端材を使ったひな飾り作り。材料自体もエコなものを使った上に、それらの手織り作業などを障がい者施設に依頼し就労の機会を提供する。
そのほか、トヨタ自動車の燃料電池自動車や環境に配慮したエコカーの展示、家電への給電デモも実施(2月5日)。障がい者が作ったパンや焼き菓子、ハンドメード作品、アート作品などのサステイナブルなマルシェも開催(2月6日)。両日、会場全体を巡るクリズラリ―も行い、SDGsに関するクイズに答えると、抽選でイケア立川のサステイナブルグッズを進呈する。
立川経済新聞の石橋編集長は「今までサステイナブルな活動をしている企業を取材してきたが、記事として紹介するだけでなく、そうした企業をリアルな場で知っていただく機会ができてうれしい。地域の皆さんに企業の活動の思いも感じていただければ」と話す。
同子育て支援団体のワッカチッタの吉田真衣さんは「小学生の息子が学校でSDGsについて学ぶ機会があったが、実際の自分の生活とどのように関わっていくことができるのかを体験できる良い機会になると思う。親も勉強になるので、ぜひ親子で楽しみながら体験していただければ」と参加を呼び掛ける。
開催時間は10時~16時。ワークショップは要事前予約。参加無料(マルシェの商品の購入は有料)。