立川のそば店「立川熟成寝かせ蕎麦(そば)たかや」(立川市羽衣町3)が6月12日で3周年を迎えた。
3周年限定カツ丼提供も「放牧豚 天草宝放豚のかつ丼」と「せいろ・たかし」のセット
2019年、創業45年の「羽衣町高尾亭」をリニューアルした同店。店主の高橋隆志さんは「リニューアル前は丼やうどんもそろえる出前中心の昔ながらのそば店だった。遠くからでも足を運んでもらえるような、こだわりのそばとお酒が楽しめる、立川で一番のそば店を目指した」と振り返る。
「熟成寝かせ蕎麦」とは、1回目はひきたてのそば粉に水とつなぎを加えて練り込んだ後、一晩寝かせることから名付けたという。その後、板状に延ばして切り、半日ほどグルテンを再形成させて完成する。「寝かせることでなじんで、弾力や香りが増すように感じる」と高橋さん。そばつゆは先代から引き継いだ「かえし」の味を守りながら、味の調整を重ねているという。
そばは、「せいろ」「粗びき」「田舎」と粉のひき方により食感や味が異なる3種類のほか、大葉やユズ、紫芋や抹茶など、季節に合わせた素材を練り込んだ「限定そば」を用意する。併せて、かき揚げ、立川野菜の天ぷら、卵焼き・板わさなど、そば店ならではのつまみをそろえる。
メニューは、「せいろ」(750円)、「田舎そば」「粗挽きそば」(以上880円)、「そば三種盛り」(1,380円)、「えび天そば」(1,600円)、「鴨せいろ」(1,550円)、「つけとろ」(1,250円)、「かきっぱなしそばがき」(1,250円)、「板わさ」(650円)、「チーズの味噌(みそ)漬け」(650円)、「だったんそば茶プリン」「そばジェラート」(以上450円)など。3周年を記念して今月26日まで、「放牧豚 天草宝放豚のかつ丼」と「せいろ・たかし」のセット(2,200円)を1日20食限定で提供している。
店を共に切り盛りするのは妻の知美さん。「ミディアムレアに仕上げた柔らかい鴨肉と鴨団子が入った『鴨南蛮』や、伊藤養鶏場の卵を加えてふわふわに仕上げた『つけとろ』も特徴。つまみとお酒の後に、そばで締める『そばや飲み』も楽しんでいただければ」と来店を呼びかける。
営業時間は、11時30分~15時、17時30分~21時。月曜・火曜定休。