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立川でクリスマスプレゼントの寄付募る取り組み ひとり親家庭の子ども対象に

イベント告知チラシと、「つながるごはん」のお弁当。 お惣菜弁当内容は当日のお楽しみ。

イベント告知チラシと、「つながるごはん」のお弁当。 お惣菜弁当内容は当日のお楽しみ。

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 ひとり親家庭に贈るクリスマスプレゼントの寄付を募る取り組みが12月14日、シーズ立川(錦町1)で始まる。

IKEA立川も協力。 お弁当を入れる袋やフリーザーバッグを寄付している。

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 主催はNPO法人「ダイバーシティコミュ」(錦町1)で、立川市ひとり親家庭福祉会「立川みらい」との共催。「地域とのつながり」をテーマに誰でも地域多世代食堂「ひとり親家庭にクリスマスプレゼントの寄付を!」と題して取り組む。同団体の「ピアサポートおやこ食堂 つながるごはん事業」の一環。同事業では、発達凸凹児、食物アレルギー児、多胎児、ひとり親家庭、未就園児、地域の多世代の6グループそれぞれで同じ悩みや課題を持つ親子を対象に月2回、親子食堂を開催している。

 今回のイベントの対象は地域の多世代。ひとり親家庭に贈るクリスマスプレゼントの寄付を募る。地域に関わりのある人なら誰でも寄付できる。

 寄付を募る品物は「いらない物」「使わない物」ではなく、自分もプレゼントされたらうれしい物とする。子どもの学校に必要な物や日用品などの生活必需品ではなく、図書カードやギフトカード、マッサージ・エステ券、美品もしくは未使用の家電やゲーム機・ソフト、お歳暮セットなど、なくても生活には困らないが、生活に彩りを添える物、少しでもぜいたく気分が味わってもらえる物などが対象になる。

 同団体の篠原輝美代表は「ひとり親家庭への寄付活動で、賞味期限が切れた食品、穴や汚れが目立つ洋服、使用感がかなりある壊れかけの家電などを持ってくる人がいた。善意で寄付したのだろうが、受け取った方は『捨てるような物・いらない物』をあてがわれる人間というレッテルを貼られた気持ちになり、心が折れることがあった。こうしたすれ違いを防ぎ、本当に欲しかった物をもらう喜びを大人になるまでに経験させてあげたいと、明るく楽しいクリスマスを迎えられる普段はもらえないような心がわくわくしたり浮き立つ品物の寄付を募る。何でも『自己責任』と言われてしまう時代だが、生まれや育ちは子どもたちが選べないこと。皆さんからの寄付で優しさを受け取る子どもたちは、その経験を必ず次につないでくれると思う。子どもたちへ、皆さんの愛と次の世代を生きる希望を与えられれば」と話す。

 受け付け時間は10時~17時(最終日は19時まで)。12月21日まで。最終日のみグランデュオ立川(柴崎町3)のSHIRO TAMA!でも受け付ける。受け付け時間は10時~18時。両会場共に事前申し込み不要。

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