地球の歩き方（品川区）が3月17日、広域立川圏を含むガイドブック「地球の歩き方 東京 多摩地域」を刊行した。

「多摩の大都会を徹底比較」特集で立川が選出

　高尾・御岳・奥多摩と全30市町村の多摩エリアを網羅し、自然・街・歴史の情報を掲載する同ガイドブック。2020年に出版した地球の歩き方初の国内ガイドブック「東京」に次ぐ第2弾となる。東京編の読者から「多摩の情報が足りない」「多摩ももっといいところあるのに」などの声が多くあり、多摩地域だけのガイドブックを企画したという。

　ハイキングやグルメなどの王道的な特集だけでなく、多摩の年表や、地形から読み解く武蔵野の台地、伝統工芸などにも注目。地球の歩き方の定番である各エリアガイドのほか、「多摩の主要街道さんぽ」「多摩っ子の愛すべきソウルフード＆ご当地グルメ」「味覚狩り＆フルーツ探訪」「東京の名湧水と水にまつわるトリビア5」「こだわりクラフトビールで乾杯！」「2大ブランドの 酒蔵見学」「多摩エリアの個性派銭湯」「漫画＆アニメの舞台となった聖地を巡礼」など15の巻頭特集も掲載する。

　巻頭特集の一つの「立川・八王子・町田 多摩の大都会を徹底比較」では立川市が選出され、八王子・町田と併せて3市の名物グルメからスーパーの数までローカルネタを比較。同特集内「ずばり私たちの市はこんなところ！」「ここだけは他の市に負けない！」「おすすめ観光地を熱血プレゼン」のコーナーに、立川経済新聞編集部が立川の街の情報を提供した。

　立川経済新聞の石橋由美子編集長は「立川は八王子・町田と比較すると、人口、面積では圧倒的に少なく、小さい街。しかし、そのコンパクトな中に自然と都会のバランスをよく併せ持っていて、文化も発展していてとても住みやすいことが分かる」と話す。

　A5変型判、456ページ。価格は2,020円。