立川市公認なりそこねキャラクター「ウドラ」が8月15日で10歳を迎えた。

「『アりが…アりが…ムロ～』キャンペーン」バナー

　ウドラは立川市の名産・ウドの怪獣。2012（平成24）年8月に立川市が公募した市公認キャラクターの人気投票で2位になった。1位を逃し立川市公認キャラクターには「なり損ねた」が、翌年、市内のホームページ制作会社「エーウイング」（曙町2）、キャラクターグッズなどを手がける老舗ホビーメーカー「壽屋（ことぶきや）」（曙町1）がウドラにラブコールを送り、作者のまつおよういちさんと共に「ウドラプロジェクト」を立ち上げた。以来、市のイベント「秋の楽市」「成人を祝うつどい」に着ぐるみウドラが登場したり、ラッピングバスが市内を走ったり、グッズやソフトクリームになったりするなど活躍の場を広げてきた。

　10歳を記念して、公式サイトでは「『アりが…アりが…ムロ～』キャンペーン」を開催。ツイッターに「#ウドラ10さい」を付けて投稿する「参加型ツイート企画」や、まつおよういちさんが10歳を記念した描き下ろしたスマホ・PCの壁紙を配信するほか、コトブキヤ直営店とオリオン書房ノルテ店（曙町2）、立川市泉市民体育館（泉町）ほかで、ウドラグッズ購入客を対象に缶バッジやシールを進呈する。併せて、立川伊勢屋本店（高松町3）は18日から、記念パッケージの「ウドラ焼き3個入り」を数量限定で販売するほか、「ウドラ焼き」購入客を対象に「10さい記念キラキラシール」を進呈する。

　10歳になったウドラは「ムロロ～ン。10しゃイ…ウれし…ウれし…ムロ～。アりが…アりが…ムロ～ン」とコメント。作者のまつおさんは「おかげさまでウドラも無事、10歳の誕生日を迎えることができた。公認になり損ねてしまったキャラクターは応援してくださる皆さまの力だけが頼り。末永く、よろしくお願いします」と呼びかける。