都立第五商業高校（国立市中3）の生徒らが2月17日、「nonowa国立」の南北通路で「五商ショップ～各地とつながる春先取りしあわせフェア～」を開催する。

生徒がセレクトし商品化に使った北見市のじゃがいも「スノーマーチ」

　 JR中央線コミュニティデザインが運営する同イベントの開催は昨年に続き2回目。同社広報担当の海老澤さんは「生徒と地域が協力し国立エリアを盛り上げていきたいとの思いから、イベントを企画した」と話す。

　同イベントには、同校の課題研究・起業探究チームに属する3年生が参加。「五商ショップ」は、ビジネス体験学習の一環で生徒が主体となり模擬企業として事業プランを作成し、取引先との交渉や販売、ブランディング等の店舗経営を体験することを通し、実社会に貢献できる人材育成を目的とする。同社は、仕入れや商品開発から接客サービスまで、流通に関わる実務を総合的にサポートした。

　今回の五商ショップでは、国立谷保商店街のベーカリーショップ「パン・ド・カンパーニュ」（国立市富士見台2）と共同開発したジャガイモパン「スノじゃが」、函館美鈴珈琲（コーヒー）と共同開発し1年かけて商品化したドリップパックとコーヒー豆などのオリジナル商品を販売。併せて、北海道松前町から取り寄せたカステラ「花の松前」や、八丈島の皮ごと食べられる「八丈レモン」など、同チームの生徒が北海道北見市、松前町、八丈島からセレクトした商品が並ぶ。

　海老澤さんは「国立のブランド価値向上を目標に、生徒たちが仕入れた品がそろう。昨年も好評だった五商ショップに、ぜひお越しいただければ」と来場を呼びかける。

　開催時間は10時～17時。