多摩エリアで初の店舗来店型「立川PCR検査スポット」が2月1日、立川駅北口に開設された。経営はMSJ（立川市）。

　検査では、国立感染症研究所監修の「新型コロナウイルス感染症（COVID-19）病原体検査の指針」に則り、厚生労働省と同研究所において検査の正確性の面で信頼度が高いとされる「リアルタイムPCR法」による核酸検出を行い、採取した唾液の中に新型コロナウイルスが存在したかどうかの結果を判定する。

　同サービスは、帰省や旅行、出張前に念のため検査を受けたい、同居する家族のために自己チェックしたい、勤務先などから検査を受けるよう指示されたなど、無症状の人を対象にした自費検査。少しでも風邪症状があったり、濃厚接触の疑いがあったりする場合は医療機関等を受診するよう促す。

　約25坪の同施設では、スタンディングブース14台、車いす用のブース2カ箇所を設置。臨床検査技師によるPCRラボを併設し、1日最大約1000人の検査が可能という。メール予約のうえ来店し、唾液を採取。検査所要時間は約3分で、結果は最短で当日のうちにメールで通知する。費用は5,000円。

　同社担当者は「都内にはすでに近いサービスがいくつかあるが、多摩エリアでは初。地域の感染拡大や不安が少しでも取り除けるようなサービスを目指す。現状はまだ予約に空きがあるので、大切な方のためにもぜひ定期的に受けていただければ」と利用を呼び掛ける。